崖の上のポニョジブリの新作「借りぐらしのアリエッティ」は、2010年7月17日公開だそうです。
その告知のため、昨夜は「崖の上のポニョ」が地上波で初放送されました。
劇場でも観ましたけど、テレビ放映されるとなぜか観てしまうのがジブリ映画です。



今回で二度めの鑑賞ですけども、一回めとは違って背景やディテールに眼がいくようになって、新たな気づかされがありますね。

崖の上のポニョ

まるで絵本のような作品で、大人にはすこし物足りなく感じるかもしれませんけども、こういった作品こそが「子供のために映画を作る」と公言している宮崎駿の本質なのだろうと思います。

これまでの作品のように繊密な映画も、作ろうと思えば作れるんだろうけど、ほとほと厭きてしまったんでしょうね。

崖の上のポニョ

ジブリが徳間書店から独立したころ、「これからは宮さんに好きな映画を作らせたい」というようなことを、鈴木敏夫プロデューサーが言っていたと記憶しているけれど、それ以後は、初期のジブリ作品とはあきらかに違った映画になっています。

崖の上のポニョ

こういった作品の変化が、過去の作品を求めるファンの間では、宮崎作品はつまらなくなった、と言われているようです。
僕は同じものを見るよりも、別の世界を見せてもらえたほうが良いですけど、世間はどうも違うのだなあ。

崖の上のポニョ

作り手としても、同じものを作っていても届く先に広がりもないし、作品が変わっていくのは当然のことだと思うんですけどね。
ずっと同じ道を歩くより、たまには知らない道に入り込んで迷子になるのも楽しいものです。

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宮崎駿監督がアンデルセンの「人魚姫」をモチーフに、舞台を日本に移し、幼い子供たちの愛と冒険を描いたファンタジー作品

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