宮崎駿監督が、ロサンゼルス映画批評家協会賞で最高の栄誉とされる「キャリア功労賞」を受賞することが明かされました。
アメリカのハリウッド・レポーターが伝えています。授賞式は、センチュリーシティのインターコンチネンタルホテルで行われます。
同協会のクラウディア・プーチ会長は「長年にわたり、美しい映像と奥深いテーマが見事に融合した傑作アニメーション映画の数々で、批評家たちと世界中の観客を、想像力に富んだ魅惑的で忘れがたい別世界へと誘ってくれた宮崎駿氏にこの賞を贈ることができて、我々一同心から光栄に思っています」と宮崎監督の偉業を称えています。
さらに、「彼の作品が観客に与える刺激と感動は類をみないもの。私自身、女性として、意志が強く勇敢で自立した女性キャラクターを数多く生み出してきたことに、とりわけ大きな感銘を受けました。彼はその昔、映画作りにおける信条を、「どんな女性も男性と等しくヒーローになれる」と端的に述べましたが、これほど今日的な意味を帯びた言葉はないのではないでしょうか」と、男女格差是正に向けた社会運動への宮崎作品の貢献を指摘しました。
現在、宮崎監督は新作の長編作品『君たちはどう生きるか』の製作に取りかかっており、2019年1月12日にアメリカ・ロサンゼルスのインターコンチネンタルホテルで行われる「第43回ロサンゼルス映画批評家協会賞授賞式」にて、キャリア功労賞が授与されます。