スタジオ設立30周年記念 ピクサー展ピクサー・アニメーション・スタジオのアート作品などを紹介する「スタジオ設立30周年記念 ピクサー展」が27日、長崎県美術館で始まり、初日から多くのファンで賑わっています。
この日は、同展の企画に携わった同社の担当者らによる講演が行われ、同社の設立の経緯や、アニメの制作過程について語りました。



同展は、2005年にニューヨーク近代美術館でスタートし、世界各国で好評を博した巡回展。今回は、2016年のスタジオ設立30周年を記念した作品群を加え、約500点を展示。日本での開催は、東京と長崎だけとなります。

ピクサーで展示プログラムシニアマネジャーを務めるマレン・ジョーンズさんは「ピクサー作品の魅力はコンピューターアニメーション技術だけによるものではない。独創的なストーリー、魅力的なキャラクター、その両方を融合させた世界観の3つが大切。芸術とテクノロジーの融合を体感してほしい」とコメント。また、「アニメへの造詣が深く設備も整っているため、東京以外での開催地を長崎に決めた。今回のピクサー展では、それだけ数多くの『過程』に触れることで、ピクサーの創造性を存分に味わってほしい」とアピールしました。