高畑勲被爆の悲惨さを伝える「原爆の図」を所蔵する「原爆の図丸木美術館」の開館50周年を祝う集いが、さいたま市浦和区の埼玉会館で開催され、高畑勲監督と詩人のアーサー・ビナードさんが、「原爆の図」の魅力について語り合いました。
「原爆の図」は、画家の丸木位里(いり)(1901~95年)、俊(とし)(1912~2000年)夫妻が共同で描いた作品。



1945年8月6日に広島へ原爆が落とされた後、位里の実家がある広島に夫妻で1カ月間ほど滞在。この体験に基づき1950~82年に計15部を描き、国内外で巡回展が開かれてきました。

原爆の図 第1部 《幽霊》

高畑監督は対談で、「私設の美術館が立派に現在まで50年を過ぎてきたことは、もう『奇跡』と呼ぶしかない」とたたえ、高校生時代に巡回展で初めて「原爆の図」を見て、「理解できなかった」としつつ、「原爆への恐怖、嫌悪は植え付けられた」と語りました。

その後、「『原爆の図』にまともに対面したくない気持ちがずっとあった」という。対談に先立って今年9月に初めて同館を訪ね、「『原爆の図』と対決するつもりで訪ねたら、圧倒されて、とても対決どころではなかった。あの絵は大変な絵だ」と評価しました。


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