中国で6月21日から公開されている『千と千尋の神隠し』が、快進撃を続けています。中国の映画情報サイトによると、初週3日間の興行収入が約1億9500万元と2億元近くに達していて、日本円の換算すると30億円を超える興収となります。
昨年末には中国で『となりのトトロ』が公開され、興収1.73億元(約28億円)のヒットを記録しましたが、早くもその記録を更新しました。
同じ週末にはピクサーの最新作『トイ・ストーリー4』も公開されていますが、同作の3日間の興収は約9300万元となっており、『千と千尋の神隠し』の好調ぶりがうかがえます。
中国の映画興行で旧作を大規模で公開することは珍しく、大きな成績を残した例はほとんどないそうですが、今回は新たな中国吹替えなどを行ない、新作並みの宣伝展開をしたことで話題を生みヒットにつながったようです。
これまでに中国で公開された邦画の興行収入1位は『君の名は。』の5億7000万元で、2位が『STAND BY ME ドラえもん』、3位は『映画ドラえもん のび太の宝島』2億900万元。『千と千尋の神隠し』は現在4位につけています。
『千と千尋の神隠し』油屋 1/150スケール |