8月下旬の某日、台風が2個も連なって日本列島に近づく中、ジブリ旅に行ってまいりました。
昨年は、ジブリ作品のロケ地をめぐる旅をしたんですけども、今回はスタジオジブリ関連の展覧会をめぐる旅に出ました。
行く先は、浜松の「近藤喜文展」、広島の「ジブリの大博覧会」と、さらに五島列島・福江島の「山本二三美術館」です。
その3つの目的地に向かう際に、「どんぐり共和国」を始めとするジブリグッズ専門店に寄ったり、観光名所をブラブラしたり、友人の古民家にお邪魔したりと、寄り道しまくってきました。
強烈な台風が2つも来るということで、暴風雨に合うことも覚悟はしていたんですけども、強運に見舞われて一度も雨に濡れることはなかったです。
まずやって来たのは、浜松の「近藤喜文展」
例によって例のごとく普通列車で移動したので、浜松といえども、東京からはそれなりに時間がかかります。
とはいえ、目指すべき最終地点は五島列島・福江島なので、浜松はまだ近いと言っても良いでしょう。
「近藤喜文展」は2018年6月23日から浜松市美術館で開催されていまして、9月9日で終了でございます。
本展は、巡回すること7回目。なぜか、東京では一度もやってくれません。なぜでしょうか、そのうち来るのでしょうか。待ちきれないので、浜松まで行ってしまいましたが。
ちなみに、浜松市美術館は、浜松駅からバスで行くことになります。
バスターミナルの1番から出ています。確か、片道250円か240円だったと思います。バスに乗ること10分程度で到着しました。
停留所の「美術館」で下車すると、もう目の前が浜松市美術館です。
「近藤喜文展」の看板が、でかでかとあります。
浜松市美術館は公園の中にあるので、緑豊かでロケーションも良いです。蝉もシュワシュワ鳴いています。一年前のジブリ旅を思い出すってもんです。
展示スペースは1階と2階に分かれていて、2階が入口。フォトスポットとして『耳をすませば』のでっかいパネルがありました。
その横には、近藤喜文さんが携わったジブリ作品のポスターも並んでいます。
2階の展示は、近藤さんがスタジオジブリ以前に携わった仕事が展示されています。そして、1階はジブリ作品のみが展示されていました。
どちらかというと、世に出たものよりも、企画段階で頓挫した作品のイメージボードが多く展示されていた印象があります。作品になったものよりも、習作に興味深いものがありますね。それから、『リトル・ニモ』のパイロットフィルムも上映されていました。
1階ではジブリ作品が展示されていて、これまた習作がいくつかあります。
『耳をすませば』の雫の初期デザインが面白かったです。原作に近い絵からアプローチをかけて、現在のキャラに至っているんですね。
『おもひでぽろぽろ』のキャラデザ用に描かれた今井美樹さんと、柳葉さんの似顔絵もいい味出ていました。やはり、習作の類は画集にも収録されないものが多いので、展覧会に来ないと見ることができないのですね。
「近藤勝也展」を観に行ったときも思いましたけど、初期段階のラフスケッチが面白いです。
もちろん、完成したものは良いのだけど、どんなステップを踏んでいるのか分かると、尚のこと深みが増してきます。できれば画集や図録に収録してほしいですけど、限られたとこでしか観れないというのも価値がありますからね。う~ん……。
尾張名古屋はジブリでもつ?
「近藤喜文展」を後に、昨年の夏にオープンしたばかりの「どんぐり共和国 名古屋 タカシマヤ ゲートタワーモール店」にやって来ました。
入口には、どでかいネコバスがいて、みんな記念撮影しています。「ジブリの大博覧会」みたいじゃないですか。
ディスプレイの力の入れようが、他の店舗とは違います。愛知にジブリパークができることもあって、ウェートを置いているんでしょうか。
ここでは、『となりのトトロ』のオープニングに登場する、クロネコさんの指人形を買っていきました。
このクロネコさんって、東京では、どこのどんぐり行っても売り切れで、レアなアイテムだったはずなんですけど、名古屋店ではわりと沢山ありました。
さて、次は広島県立美術館で開催している「ジブリの大博覧会」に行くので、まずは福山まで行きました。
写真は、福山で食べた「極とんラーメン」、うまし糧!
ではでは、2日目に続く……。