ジブリ 鞆の浦

先月26日の深夜から、今月3日の早朝までの約一週間に亘って、ジブリ作品のロケ地を巡る、ジブリ旅をしてきました。
一週間という、わりと余裕のありそうなスケジュールで決行したわけですが、移動手段は「青春18きっぷ」を利用した鈍行列車の旅ということと、巡ったのが神戸、鞆の浦、高知、愛媛と広範囲だったこともあって、タイトなスケジュールとなりました。



こんな無茶苦茶な旅行を真似する人がいるのかわかりませんが、今回のジブリ旅の行程をご紹介します。
関東地方から行こうとお考えの方の参考になれば幸いです。

1日目:神戸で、『火垂るの墓』ロケ地めぐり

ジブリ ニテコ池 御影公会堂

26日の夜に出発して、23:10の東京発「ムーンライトながら」に乗って、翌日5:50に大垣に到着。そこから、鈍行列車を乗り継いで、『火垂るの墓』のロケ地のある神戸まで行きました。だいたい、8:30頃にはロケ地めぐりを開始できます。お昼ご飯を食べたり、どんぐりガーデンに行ったりしながら、すべて見終わったのが、15:30くらいでしょうか。
そこから、またさらに電車に乗って、福山まで行きました。だいたい3時間ほどの道のり。18:30頃には、福山駅に到着します。初日は、神戸をめぐって、福山で一泊して終了です。

2日目:鞆の浦で、『崖の上のポニョ』のモデルになった港を観光

ジブリ 鞆の浦

朝8時くらいに、福山の駅前から出ているバスに乗って、鞆の浦に行きました。鞆の浦には、20分ほどで到着します。あまり早く着いても、お店はやっていません。でも、港周辺を見る分には、早く着いた分だけ時間は使えますね。お店は、10:00~12:00頃に開くお店が多いようです。鞆の浦の初日は、港周辺を観光しました。

3日目:阿伏兎観音と後山公園

ジブリ 阿伏兎観音 後山公園

鞆の浦の2日目は、港からは少し離れた、阿伏兎観音と後山公園を見に行きました。この日は、レンタサイクルを利用して、自転車で行動していました。『ポニョ』のロケ地めぐりだけで言えば、2日間あればすべて見れると思います。
翌日は高知に移動するため、18:00頃のバスで福山まで戻って、そこでまた一泊しました。

4日目:高知駅周辺で『海がきこえる』めぐり

ジブリ 高知城

5:50発の電車に乗って、高知に向かいます。約8時間かかって、高知に到着しました。すごくしんどそうに感じるかもしれませんけど、慣れてしまうと、どうってことないです。単線のワンマン列車なので、旅している感が満載です。その瞬間瞬間を楽しんでいると、すぐに時間は経ってしまいます。
高知の1日目は、高知駅周辺でロケ地めぐりをしました。昼過ぎから開始しても、駅周辺はだいたい見ることができます。冬場だと、陽が沈むのが早いので、ちょっと慌ただしくなるかもしれません。

5日目:護国神社付近の杜崎拓の家

ジブリ 高知 土佐久礼

高知2日目は、杜崎拓の家のモデルになった家や、空港に向かう拓が駆けおりた坂道を見に行きました。
高知駅から、3km程のところにあります。はりまや橋からバスも出ているようですが、私はこれまた自転車を借りて行きました。バスより何かと自由がききますからね。オススメです。
出発して1時間ちょっとで、杜崎家を見終えたので、そのまま自転車で桂浜まで行って、すこし観光してきました。
そこから、高知駅まで戻って、15:30頃の電車に乗って、今度は土佐久礼駅まで行きます。2時間ほど掛かったので、17:30頃に到着。『海がきこえる』の終盤で、杜崎拓と松野豊が、夕暮れどきに散歩した港のロケ地があります。
この日は、これにて終了。土佐久礼の周辺で泊まりました。

6日目:内子と道後温泉

ジブリ 内子 道後温泉

始発の電車に乗って、愛媛に向かいます。始発といっても8:00くらいだったと思います。
単線のワンマン列車に揺られること6時間。愛媛の内子駅に到着しました。ここには、スタジオジブリの美術スタッフが描いた、絵が展示されているので見てきました。内子の町も少々観光。3時間ほど滞在したでしょうか。
内子から、電車に乗ること一時間で、松山駅に到着します。ここからは、路線バスに乗り換えて、30分くらいで道後温泉に着きました。道後温泉を満喫して、この日は松山駅で一泊して終了です。

7日目:近藤勝也展

近藤勝也展
松山駅から、近藤勝也展を開催している新居浜駅は、電車で2時間ほど。これまた朝から電車で揺られて、開館時間の9:30頃に着きました。
2時間半くらい会場に居座って、近藤勝也さんの仕事を目に焼きつけてから、お昼頃の電車に乗って、いざ東京へ戻ります。
ただ戻るのもつまらないので、大阪で降りて、「どんぐり共和国」に寄ってみました。それから、京都で食事をしてから、名古屋まで行って「ムーンライトながら」に乗車。あとは眠っているだけで、翌日5:05に東京に帰ってきました。

すごく大変な旅のようですけど、事前に考えたスケジュール通りにすべて収まった充実感の強い旅になりました。これからロケ地めぐりの旅を考えている人は、良かったら参考にしてみてください。