こないだ、久しぶりに『耳をすませば』のモデル地となった聖蹟桜ヶ丘に行ってきました。
ロケ地めぐりとしては、定番中の定番の場所で、この作品からアニメの聖地巡礼というのが流行り出したんじゃないでしょうか。
自分自身はそんなにロケ地めぐりをするほうじゃないので、この地に訪れるのはウン十年ぶりです。
昔は、自分で手描きのロケ地マップを作って、それを見ながら歩いていたんですが、今回はスマホ片手に、Googleマップを見ながら歩いてきました。
今では、たくさんロケ地を紹介するサイトがありますけど、当時は何を参考にしてたんでしょうか。もう、ほとんど覚えていません。
駅周辺

映画の中では、「京玉線」となっていましたが、もちろん実際は京王線です。
映画でも、この「KEIO」の文字が入った王冠の看板は映っていましたね。

昔は無かったんですけど、今は駅前に「青春ポスト」たるものがあります。
これ自体は、『耳をすませば』と関係ありませんが、地球屋を意識しているようです。
このポストには、自分の夢や目標をカードに書きこんで投函するようです。どこにも配達されないそうですけど、そのカードはどこに行くんでしょうね。

駅前の看板にも「聖蹟桜ヶ丘 散策マップ」として、ロケ地が紹介されています。
昔は、この地図に雫のようなキャラがいた気がしたんですけど、あれは大人の事情で使えなくなったのかな?

駅を出て、通りを左に行くと、雫が利用しているコンビニがあります。

映画と同じように、夜のコンビニも撮ってみました。

ちなみに、今はこのコンビニに記念スタンプが置いてあります。

そのままコンビニのある通りをまっすぐ進むと、「大栗川」にあたります。

ここは、雫が図書館の帰りに歩いた川沿いの道です。
いろは坂

そして、この道は、雫が図書館に行くときに通った道「いろは坂」の入口です。

山を切り開いた場所なので、坂道が続きます。
雫も、ここを歩いていました。映画では反対側にも歩道がありました。

この写真は、夜のいろは坂です。
映画では、オープニングでここら辺からの画が登場していました。

坂道を少し上ったところには公園があります。
映画では、この場所に図書館がありました。

昔は、この公園内から、眺めのいい高台に行けたんですけど、今は立入禁止となっています。
高台には「耳すまノート」たるものも置いてあって、みんなで書きこみしてたんですけどね。懐かしい。

ファンが大勢なだれ込んで、ケガでもされたらたまったもんじゃないので、立入禁止になるのは仕方がないですね。

これは、高台を外から撮影した写真です。
あの丘が1つの聖地でした。

公園からさらに先に進むと、いろは坂の階段があります。
映画でも、階段はよく登場していましたね。
神社とロータリー

階段を上ると、杉村君が雫に告白した「金比羅宮」という神社があります。

映画では忠実に描かれているんですけど、葉が茂っていて、よく見えない……。

そして、入り口には、昔はなかったおみくじの自動販売機が置かれていました。
商魂たくましい。

この道も、雫は地球屋から帰るときに通りました。

ここは、雫が利用していた通学路です。
なかなか眺めが良い場所です。

そして、ここが有名なロータリー。
地球屋は、残念ながらありません。
昔は、地球屋のモデルとされていたお店もありましたが、閉店してしまいました。

しかし、洋菓子屋さんの「ノア」というお店があって、耳すま観光案内所のごとく、店内を『耳をすませば』テイストに飾ってらっしゃいます。

ジブリグッズもたくさん飾ってありますし、月島雫の声優を務めた本名陽子さんのサインもありました。
雫が住む団地

ここは、月島雫が住む団地です。

そして、団地の裏には公園があります。
雫が、夕子から夜に呼び出されて話していたのはここでしょうか。

映画にも登場していた給水塔も実在します。
カラーリングも映画と同じです。
近年塗り替えられましたけど、色の変更はありませんでした。

ここは団地のすぐそばにある通り。
映画のラストで、聖司が雫を迎えに来たのも、この通りでしょうか。
以上、ロケ地めぐりでした。
まだ行ったことがない方は、ゆるりと聖蹟桜ヶ丘を巡ってみてはいかがでしょうか。その場にいるだけでも、『耳をすませば』の雰囲気を感じることができると思います。
ちなみに、本駅の電車接近メロディは、『耳をすませば』の「カントリー・ロード」が使われているんですよ。

