ジブリパークが第二期オープンしましたので、遊びに行ってきました。
前回行ったのが2022年11月だったので、約1年半も経ってしまいました。早いものです。
今回は、なんといっても新エリアの「魔女の谷」と「もののけの里」が目的です。
それから、前回行ったときは時間が足りなくて、「大陸横断飛行」と「オリヲン座」にも入れなかったので、今回はその心残りを解消するぞと、意気込んでおりました。
ジブリの大倉庫 オリヲン座
ということで、ジブリの大倉庫で早速入ったのは「オリヲン座」です。
上映されている短編作品はジブリ美術館と同じなので、何度も鑑賞している作品なのですが、ジブリパークでは音響が違うという話だったので、それが楽しみでした。
いざ鑑賞してみたら、言われてみれば確かに違う、というレベルじゃなくて明らかに音響が違う!
この日 鑑賞したのは『パン種とタマゴ姫』です。音楽のある作品で良かった。『ラ・フォリア』が素晴らしい。これは何度も鑑賞している作品なので、ジブリ美術館との音響の違いはすぐにわかりました。美術館のほうも、この音響にならないかな……。
『君たちはどう生きるか』のオブジェ
それから、アオサギにペリカンにインコマンと、新たに設置された『君たちはどう生きるか』のオブジェも見てきました。
インコマンは、刃物を持っているので、檻に閉じ込められていますね。
そして、こちらも新たに設置された、おしらさま。存在感があります。
ツーショットを撮る人が多い、人気の神さまになっていました。
「なんなんこれ?」と不思議に思ってる人が大勢いましたが、大根の神さまでございます。
オスカー像
3月20日より展示されたのが、こちらのオスカー像です。
『君たちはどう生きるか』が、3月10日に第96回アカデミー賞長編アニメーション映画賞を受賞し、早速展示されました。展示期間は、8月までの期間限定のようです。
この一角だけ、格式高いリッチな雰囲気になっています。
「なりきり名場面」展
ジブリパークの第一期オープン時には激込みだったのが、こちらの「なりきり名場面」展です。
とんでもない行列で、入るまでに1時間程かかったんじゃないでしょうか。
それが今回は、カオナシとの写真撮影のみ列ができていて、その他の展示は列を作らずに、すいすいと見ることができるように改善されていました。
カオナシのエリアを抜けると皆バラけるので、あまり混まないようです。
ちなみに、『海がきこえる』と『おもひでぽろぽろ』エリアは誰も写真を撮っていませんでした。
みんな、興味を持って!
ミルクスタンド シベリあん
前回も食べましたけど、今回もシベリアとミルクを注文してきました。
確か、前回はこしあんだった気がするので、今回はつぶあんにしました。うまし糧。
そして、お約束の常滑牛乳です。このカワイイ牛乳瓶が欲しくなってしまいますけど、持ち帰ってはいけません。
大陸横断飛行
そして、前回は時間切れで食べることができなかった、カフェ「大陸横断飛行」です。
今回も遅い時間に行ったもので、食べられるメニューがだいぶ少なくなっていました。危ない危ない。
ギリ残っていた「あんバタサン」と、リンゴジュースを注文しました。うまし糧。
ジブリ美術館のカフェでは、現在あるメニューはすべて制覇していますが、ジブリパークでも制覇できる日が来るでしょうか。
制覇する前に、メニューが変わっちゃうかな……。
ジブリの大倉庫
いちばん最初に行ったときは、2022年11月1日のオープン日だったので激込みの大倉庫でしたが、そのときと比べると今回はだいぶ空いていました。
今回は諦めたエリアとかもなく、だいぶ余裕をもって楽しむことができて良かったです。
青春の丘
こちらは『耳をすませば』と『猫の恩返し』がモチーフの青春の丘であります。
地球屋のロータリーが再現されていて、傍らに猫の事務所があります。
バス停にはラクガキがあるんですが、前回来たときより増えているような気がします。
第2期オープンに合わせて描いたんでしょうか。
ちなみに、このラクガキは演出上のものです。
実際にラクガキしたら器物損壊になってしまうのでダメですよ。
ロータリーにはポストも設置されています。
これは実際に機能しているもので、ここから投函すると『耳をすませば』の消印を捺してもらえます。
期間限定の設置で、当初は2023年9月30日までの予定でしたが、2024年9月30日まで延長されました。
ということで、これがラストチャンスなので、ぼくはハガキを投函してきました。
洞窟
青春の丘の下には、『耳をすませば』の作中で雫の夢に登場した洞窟があります。
宝石を見つけたと思ったら小鳥の屍だったという、研究者やクリエイターにとってはあるあるのシーンでしょうか。
ここは無料エリアなので、チケットがなくても見ることができます。
稲楼門
こちらも無料エリアの稲楼門です。
この門は、かつて名古屋にあった旧料亭「稲本」 の楼⾨を移設・復原したものです。門の前には、『千と千尋の神隠し』に登場した石人がいます。
ちょっと不気味な雰囲気ですが、この門をくぐり森を抜けると、どんどこ森があります。
どんどこ森
サツキとメイの家は、前回行ったときは内部の写真が撮れましたけど、現在は撮影禁止になっています。
やはり撮影をすると混雑のもとになるので、禁止になったんでしょうか。
小物が凝っていて、それを撮影するのが面白かったんですが、仕方がないことですね。
裏山には、トトロのどんどこ堂と、お土産屋があります。
子どもはどんどこ堂に入ることができるので、元気に遊んでおりました。
それから、ジブリパークの開園記念で植えられた、クスノキの記念樹があります。
2022年11月のオープン時はすごく小さかったですけど、現在はすこし大きくなっていました。
もののけの里
第2期オープンとして、2023年11月から新設された「もののけの里」エリアです。
こちらでは、タタラ場が再現されていて、その周りには映画の冒頭にも登場した物見やぐらと、タタリ神と乙事主のオブジェがあります。
この乙事主はすべり台にもなっていて、子どもは遊ぶこともできます。
乙事主には、タイルで表現されたトトロがいると、スタッフさんに教えてもらって、見つけることができました。
皆さんも、探してみてね。
タタラ場
タタラ場では、五平餅の炭火焼体験ができるようになっています。
味は、くるみみそ、しょうゆ、ナポリタン、カレーの4種。価格は、一人1200円です。
スタッフさんレクチャーのもと、美味しく五平餅を焼くことができます。
きっと、ここでしか食べれない味なので、ぼくはナポリタンで焼いてきました。うまし糧。
猫の城
「もののけの里」の目の前にあるのは、『猫の恩返し』の城を再現した遊具です。
小学生以下の子どもが遊べる遊具で、平日は無料、土日祝は有料のようです。
たまに、屋根にはトトのようなカラスが止まっていることがあります。
魔女の谷
オープンを待ちに待った「魔女の谷」エリア。こちらでは、『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』の建造物が再現されています。
入口にあるのは魔女の口で、『アーヤと魔女』に登場したベラ・ヤーガがモチーフになっています。
口の中をくぐり抜けると、小さなタワーやすべり台があります。ここで、小さな子は遊んでいました。
オキノ邸
「魔女の谷」のいちばん奥にあるのが、オキノ邸です。
『魔女の宅急便』に登場した、キキの実家ですね。内部は、キキのお母さんの仕事部屋や、キキの部屋、お父さんの書斎までありました。
書斎は映画には登場していないので、想像によるものですね。お父さんは民俗学者という設定なので、世界各国のホウキをたくさん持っていました。
外観が映画と同じようにツタに覆われるには、どれくらいの時間がかかるでしょうか。
キキの部屋には赤いラジオが置いてあって、映画で流れていたのと似たような天気予報が流れています。
しかし、長久手仕様にアレンジしてあって、喋っているのは吾朗監督だったりします。これは、その日の天候によって、流れる天気予報が違うのだとか。
それから、キキの部屋のクローゼットには、おしゃれな服がたくさん。キキって、こんなにオシャレな子だったのかー、と思いました。
きっと、魔女の黒服しか着れなくなったときは、辛かったでしょうね(笑)。
オキノ邸の前にはホウキとデッキブラシも置いてあって、これに跨って写真も撮れます。常に皆さん写真を撮っていて、人気でした。
ハウルの城
ハウルの城の内部も、映画同様に4色円盤がありました。ドアノブをカチャンと回すと、映画と同じような感覚でクルンッと回ります。まったく映画と同じものを再現していて、これは感激ですね。
中には、映画に登場したハウルの部屋やお風呂がありました。風呂は映画同様にえらい汚れていましたけど、良い香りがしました。温泉の素でしょうか。
そして、ソフィーに見られるのを嫌がっていたマルクルの部屋は、なかなか散らかっておりました。
あと、映画には登場していないですけど、ハウルのアトリエがあってデヴィッド・ボウイのポスターが貼ってありました。ファンなんでしょうか。
魔女の家
『アーヤと魔女』に登場した、ベラ・ヤーガとマンドレークの家も再現されています。
あのとてつもなく汚い作業部屋も、ちゃんと再現されていて、とてつもなく汚かったです。鍋の中には、なかなか気持ち悪いものが入っていました(笑)。
アーヤの部屋には、ドライバーで空けた穴もあって、覗くとマンドレークのお部屋が見えます。
「魔女の谷」では、以上のオキノ邸、ハウルの城、魔女の家の三つが、プレミアム券で入場できるエリアです。
その他は、大さんぽ券、さんぽ券でも楽しめます。
廃墟通り
ハウルの城のすぐ側には、「廃墟通り」というのがあります。その名の通り、廃墟になっていて、これはちょっと『ゲド戦記』っぽくもありましたけど、『ハウルの動く城』のお城とのリンクを外したジェンキス邸かもしれません。
グーチョキパン店
『魔女の宅急便』に登場したグーチョキパン店も、ちゃんとパン屋として再現されています。
実際に焼き立てのパンが買えるお店なので、かなりの行列ができていました。グッズショップに次ぐ人気エリアじゃないでしょうか。
ちなみに、お店の外ではパンのセット販売も行っていて、こちらだと並ばずにすぐ購入できます。映画の中でトンボが買っていた、ビッケも販売されていました。
パン屋の裏には、ちゃんとキキが間借りしていた部屋が再現されています。
ハッター帽子店
グーチョキパン店の並びにあるのは、『ハウルの動く城』に登場したハッター帽子店です。
こちらでは、帽子とお菓子が売っています。帽子は、映画でソフィーが作っていたようテイストのものが多数。お菓子は、さまざまな作品モチーフのものが沢山ありました。
映画では、ソフィーの妹のレティ―がチェザーリのお菓子屋で働いていましたけど、そのチェザーリのマドレーヌが売っていました。
さらに、この一角には、「魔女の本棚」という本屋もあるのでお見逃しなく。
魔女に関する本だけを扱っています。魔女本も目移りしたなー。
メリーゴーランド
「魔女の谷」は唯一、乗り物の遊具があるエリアです。
別料金となりますが、メリーゴーランドとフライングマシンで遊ぶことができます。
こちらのメリーゴーランドでは、久石譲さん作曲の「人生のメリーゴーランド」アレンジ版が流れていました。そして、音楽に合わせて、優雅に踊ってる人もいました。
フライングマシン
こちらがフライングマシン。ペダルを漕ぐとマシンが浮上するようです。
ぶら下がってシータを助ける、ラピュタごっこはできません。
空飛ぶオーブン
「魔女の谷」に入ってすぐにあるのは、レストランの「空飛ぶオーブン」です。看板がかわいい。
大倉庫の「大陸横断飛行」はどちらかと言うと軽食でしたけど、こちらはガッツリと食べられる食事らしいメニューがあります。
ぼくは今回、闇夜のカレーと、魔女の谷のパンナコッタと、ラズベリーソーダを注文してきました。うまし糧。
いずれ、こちらもすべてのメニューを制覇したいですけど、食べるまえにメニューが変わっちゃいそうですね。
以上が、
第二期オープンしたジブリパークでした。
これにて、5エリアすべてがオープンしたわけですけど、一日ですべて見るのはほぼ不可能ですので、二日に分けて行くことをオススメします。
コンプリートしたい方は、一日目をプレミアム券、二日目を大さんぽ券にすると、心残りなくすべて楽しめると思います。
ただ、個人的な感覚から言うと、大さんぽ券でも充分楽しめるボリュームがあると感じました。
贅沢に楽しめるプレミアム券か、リーズナブルな大さんぽ券か、ここらへんはお財布との兼ね合いでしょうか。
どちらにしても、満足いくジブリ旅になること請け合いです。
ではでは、皆さん、ジブリパークを楽しみましょう!