天空の城ラピュタ ムスカ

ジブリ作品きっての悪役らしい悪役、ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタこと、ムスカ大佐。清々しい悪人っぷりに、人気も高い彼ですが、実は宮崎駿作品のとあるキャラクターと血縁関係にあります。



ジブリ作品の中でも、唯一の悪人と言われている彼は、政府調査機関の特務将校。何事にも冷静な秀才です。

威厳のある喋り方をしていて、なかなか貫禄がありますが、年齢はアニメージュによると28歳。ロマンアルバムだと、32歳と紹介されています。どちらにしても、意外と若かったりします。

そして、ムスカのもう一つの名前は「ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ」といって、ラピュタ王家の一族で、シータとは親戚にあたります。

しかし、血が繋がっているというのは、シータのことではありません。

未来少年コナン レプカ

実はですね、ムスカ大佐は、宮崎駿監督が初監督を務めた『未来少年コナン』に登場するレプカの先祖という裏設定があります。
キャラクターデザインを考えていた宮崎駿監督は、当初はレプカ似のふっくらしたムスカも考えていました。

天空の城ラピュタ ムスカ

制作時には、ムスカはレプカの祖先なんだ、ということを周囲のスタッフに話していたという宮崎駿監督。その話は、公式のガイドブック・ロマンアルバムにも掲載されています。

天空の城ラピュタ ムスカ

つまり、『未来少年コナン』と『天空の城ラピュタ』の世界はリンクしていることになります。
映画では、ムスカの嫁さんは出ていませんでしたけど、どこかに子どもを残していたんですね。

『天空の城ラピュタ』の時代は、おそらく1870~1880年代。対する『未来少年コナン』は2028年なので、150年余の時が流れています。
ということは、ムスカの玄孫か来孫あたりが、レプカなのかもしれませんね。