明日、7月2日に開幕する「高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの」に、画家・奈良美智さんのドローイング作品「鳥への挨拶」全75点のうち24点が出品されることが明かされました。
「高畑勲展」は、高畑勲監督の業績を総覧する初の回顧展となり、7月2日から10月6日まで東京国立近代美術館で開催されます。
明日、7月2日に開幕する「高畑勲展 日本のアニメーションに遺したもの」に、画家・奈良美智さんのドローイング作品「鳥への挨拶」全75点のうち24点が出品されることが明かされました。
「高畑勲展」は、高畑勲監督の業績を総覧する初の回顧展となり、7月2日から10月6日まで東京国立近代美術館で開催されます。
『なつぞら』で坂場一久役を演じている中川大志さんが、7月2日から東京国立近代美術館で開催される「高畑勲展」の音声ガイドナレーターを担当することが発表されました。
中川さんが演じる坂場一久の役どころは、高畑勲さんを参考にしていると思われるキャラクターで、その個性的な役柄から早くも人気となっています。
『なつぞら』第70話から登場して、強烈なインパクトを与えている坂場一久くんことイッキュウさん。
彼は、絵は描けないけれどアニメーションに関する知識は人一倍多く、企画力にも優れていて、非常に論理的。無理難題を言ってアニメーターたちをいつも困らせるという役どころから、高畑勲監督をモデルにしていると思われます。
高畑勲監督の自宅から、作品に関するメモなどが大量に見つかったことがわかりました。
高畑監督が20代のころに書き留めたもので、「竹取物語」に関するアイデアなどがあり、調査に当たった専門家は「苦闘と試行錯誤の歴史を見ることができる貴重な発見だ」と指摘しています。
『なつぞら』第12週となってアニメーション編も徐々に濃い内容になってきました。
アニメーション作りのディテールが凝っているのは、やはり“アニメーション時代考証”に小田部羊一さんがいらっしゃるのが大きいのでしょうか。子供のためにつくるという志の表現から、アニメーションにおけるリアリティ論争まで、ほんとうにこうやってきたんだろうな、と思わせる内容でした。

NHKの朝ドラ『なつぞら』では東映動画をモデルとしたらアニメーションの世界を描いていて、現在では『白蛇姫』に続く2作目の長編作品に突入しています。そのタイトルは『わんぱく牛若丸』。この作品は、おそらく東映動画の『わんぱく王子の大蛇退治』のタイトルをもじって、ビジュアル面ではその他の東映作品の要素を入れていると思われます。
東京・有楽町にある国立映画アーカイブにて、日本映画の歴史を築き、惜しまれながらも逝去された映画人の方々を追悼する企画「逝ける映画人を偲んで」が開催され、その中で高畑勲監督の『ホーホケキョ となりの山田くん』が上映されます。
本企画では、2017年1月1日から2018年12月31日の間に逝去された方々を対象に追悼作品が62作品を上映、70名以上の映画人の業績を回顧・顕彰されます。
東京国立近代美術館にて7月2日(火)より開催される、高畑勲監督の展覧会「高畑勲展 日本のアニメーションに遺したものTakahata Isao: A Legend in Japanese Animation」で、映像研究家の叶精二さんによるトークイベントが行なわれます。
「高畑勲の革新的アニメーション演出術」と題し、高畑勲監督の仕事が語られる予定です。

NHKの朝ドラ『なつぞら』でアフレコとプレスコについての話が出たので、ジブリ作品にまつわるレコーディングのエピソードをお送りします。
声優さんがアニメーションの声を当てるのは、絵を見ながらセリフを入れる「アフレコ」が当り前と思われるかもしれませんが、二通りのやり方があります。
『なつぞら』第10週では、なつが彩色の仕事に奮闘するなかで作画の練習も重ねていき、粗削りながら非凡な才能を秘めていることが伝わってくる週となりました。
才能はありながらも、ドラマだからといっていきなり大活躍するのではなく、地道に経験を積んで能力を花開かせていくという展開になったのは好感がもてました。