近年では、トミカからもスタジオジブリグッズが発売されていて、さまざまな乗り物が登場しております。
しかし、車のオモチャとして有名なトミカですが、ジブリグッズに関しては、肝心な車が発売されていません。
ジブリ作品には、いろいろな車が登場していますが、その中でも印象深いものに『崖の上のポニョ』のリサカーがあります。
宗介のお母さんが乗っている軽自動車ですが、この車は実在するものをデフォルメしています。
モデルとなったのは、三菱のミニカトッポ(MINICA Toppo)。通称「トッポ」でございます。
リサカーに関しては、さまざまな車がモデルではないかと考察されていましたが、実は最近「ミニカトッポ」がモデルと言い切れる出来事がありました。
というのは、2023年に名古屋で開催された「COPPA CENTRO GIAPPONE」という車の展示です。
それは、往年の名車から現代の車まで一堂に会した、自動車の展示イベントなのですが、2023年にはスタジオジブリも参加しまして、作中に登場する車の再現が行われました。
そこで、『崖の上のポニョ』のリサカーとして展示されたのが、ミニカトッポだったというわけです。
宮﨑駿監督は、さまざまなものを無意識にモデルとして描く人なので、他にも部分的にはモデルとなった車がある可能性もありますが、スタジオジブリが公式に発表しているモデルの車は、ミニカトッポということです。
そんなわけで、
前置きが長くなりましたが、トミカから発売されているミニカトッポを塗り替えて、リサカーに仕立ててみました。
トミカからは、運良くミニカトッポが発売されていまして、こちらのカラーリングを変えるだけでリサカー風になります。
まずは色を塗るために、トミカを分解します。
トミカはネジ止めではなくてカシメで固定されているので、このカシメをドリルで壊します。
塗装剥がし
トミカが分解出来たら、ボディの塗り替えをしなければいけないので、ペイントリムーバーで元の塗装を剥がします。
ジップロックに原液を入れて、その中にボディを入れておくと簡単で良いです。
リペイント
リムーバーで塗装が剥がせたら、リペイントします。
色の乗りが悪いといけないので、一応サーフェイサーを吹いてから塗りました。
車内は黒
ボディの内側は、映画では黒っぽかったので、黒に塗り替えました。
車内のパーツも元はビビッドな黄色だったので、黒にします。
バンパーは薄いピンク
バンパーは、ボディよりちょっと薄めのピンクだったので、ボディに塗ったピンクに少し白を入れて塗りました。
サイドミラー
トミカにはサイドミラーが付いていないので、プラ板をカットしてミラーを作りました。
ナンバープレート
さらに、ナンバープレートもプラ板で作ります。
リサカーのナンバーは映画同様「333」です。
細部のペイント
ヘッドライトやテールライト、ホイールなど、細かな部分をリサカー仕様に塗ります。
完成!
これにて、ミニカトッポ版リサカーの完成です。
自分でジブリ仕様に仕上げてみると、愛着も沸いてきます。
ジブリ作品に登場する車は、ほとんどがモデルのある車なので、グッズ化されていないものは、自分で作ってみるのも良いかもしれませんね。
皆さんも、良かったらお試しください。ではではー。