レコード集めに目覚めてしまい、高畑勲監督や宮崎駿監督の初期作品をネットで買い集めています。
なんだか、レコードってCDよりも良いんですよね。これまでに、もちろんCDを買ったことはありますけども、集めたことはないですし、ジブリのサントラですら買ったことがないのに、なぜかレコードではハマってしまいました。
針を乗っけた瞬間にパチパチっと鳴るノイズだったり、その盤面から音が出ている感じが、とても良いです。しかし、自分にとってはレコードの体験があるわけではないので、懐かしんでいるわけではないように思います。どこに魅力を感じているのか、自分でもはっきりとはわかりません。
もしかしたら、骨董品的な魅力でしょうか。古いレコードの当時物っていうところにも、惹かれるものがありますね。
このレコードを発売当時に購入した人たちのことを、想像してしまったり(笑)。
帯にある惹句だったり、ジャケットのデザインなんかにも、現在だったらこんな風にはしないよね、っていう当時物ならではの面白さがあるので、様々な魅力があるのかもしれません。
で、前置きが長くなりましたけど、今回は『ルパン三世 カリオストロの城 完全サントラ盤』のレコードを購入しました。
オリジナル・サウンドトラックと書いてありますけども、音楽が収録されているのではなくて、映画の音源がそのまま入っています。
現在では、こういう作中の音源をそのまま収録したものって無いと思うんですけど、昔の作品だとけっこうあるんですよね。
おそらく昔は、映画のビデオって高価なもので、購入する人もそんなにいなかったんじゃないかと思うんですよ。
『ルパン三世 カリオストロの城』のレコードを買いました。
劇中の音源が収められています
こういった、ドラマ音源を収めたレコードやCDって、昔の作品だとけっこうありますけど、今はなくなりましたね。
映像のメディアが軽くなったからですね pic.twitter.com/a79MMroqlL— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) July 8, 2020
今だったら、DVDやBlu-rayでコンパクトですし、スマホでも映画が観れますけど、当時はブラウン管のテレビに、大きなビデオデッキ。そして、テレビも各家庭に一台という時代でしょう。
それで、手軽に映画の世界を楽しめるように、レコードのドラマ版があったんじゃないかなと思うのです。知らんけど。
このレコードは特典として映画のシナリオ付きで、セリフだったり場面展開なども文字で追うことができます。
きっと、当時の子供たちは、これを観ながら映画を思い出して、脳内で映像を動かしていたんでしょうね。
ちなみに、自分も子供のころは、映画の音声だけ聴いていたことがありました。
子供時代は、テレビを見る時間が制限されていたので、『天空の城ラピュタ』や『ふしぎの海のナディア』など、好きな作品の音声を録音して、繰り返し聴いたものです。
このセリフのときは、こういう動きをしていたとか、けっこう細かく覚えているものなんですよね。
今回買ったレコードには、こんなカセットテープ用のジャケットもついていました。
これも当時の特典だったのかな? それとも、前の所有者さんがオマケで付けてくれたのかな?
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