「魔女の宅急便」のポスターといえば、キキとジジが店番をしているおなじみのこちらのポスターですが、これのほかにもふたつのポスター案がありました。

だいたいポスターはいくつもの案から作られるわけですが、やっぱり宮さんらしいなと思えたのが、2案目のポスターです。

個人的に、2案でいったときの世の中の反応が見てみたい気もします。


 



 

第1案

最初は本編中に、キキがコリコの街で宿屋も探せず、ひと晩、時計塔の上で過ごすというエピソードがあった。都会の孤独感も出ているし、このシーンでポスターをということになったのだが、この話を組み入れてしまうとなかなか本編が展開しないということでカット、同時にポスターも没。
 
 
 
 


第2案

いままでの宮崎ヒロインはトイレも行かないといわれていたから、つぎの宣伝会議に備えて監督が描いたのがトイレに座ってもの想うキキだった。思春期を絵にしたい意図はわかるが、これは招く誤解が大きすぎるという理由で没。

 
 
 
 

決定案

宣伝プロデューサーや糸井重里さんから出た案は地上低く飛ぶキキの絵だった。監督は20枚近くのラフを描いたが、やっぱりこの映画のポスターは思春期を絵にするべきではないか、ふつうの少女らしさを強調したものを描くべきだということになり、それなら! とものの30秒で描いたのがおなじみのパン屋で店番するキキなのだ。

 
 
 

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