ジブリ美術館に行くときに、皆さんは何時のチケットを買いますか?
まず、朝いちばんの10時か、お昼の12時を狙っている方が多いんじゃないでしょうか。ローチケサイトの、売り切れる順番を見ても、時間が早い順に売れていくような印象があります。
早い時間帯のチケットが売切れているから、仕方なしに16時の回を買う、なんて人もいるんじゃないでしょうか。
しかし、私は敢えて16時のチケットを推します。16時の回は、仕方なしに買うものではありません。率先して、16時です。
とは言ったものの、16時で入ることのデメリットもありますので、最初に述べておきましょう。
大きく分けて、3つのデメリットがあると思ってください。
16時のデメリット
まず、一つめ。
時間が短い。16時は一番遅い時間帯なので、当然のごとく午前中やお昼の入場と比べて、それだけ観覧する時間は短くなります。
二つめ。
冬場はすぐに暗くなる。明るいキラキラした美術館を楽しみたい場合は、お昼の時間帯が良いかもしれません。特に、小さなお子さん連れは、ネコバスで遊んだりもすると思うので、暗くなる前のほうが良さそうですね。
三つめ。
カフェ麦わら帽子のメニューに、無くなるものがある。一日にあまり沢山作れないものや、人気のメニューなんかは、遅い時間帯に行くと終了していることがあります。絶対に食べたい、何が何でも食べたい、というメニューがある場合は安全を期して、早い時間帯の入場が良いでしょう。
以上に該当する方は、きっと早い時間帯の入場が良いと思います。
そもそも、16時の入場にメリットなんかないんじゃないかと思われるかもしれません。
しかし。しかし、です。
16時を推したくなるメリットも、ちゃんとありますので、挽回していきましょう。
16時のメリット
一つめ。
早く入れる。これは16時のメリットということでもないですけども、30分は早く入場することができます。
その日の混雑状況にもよりますけども、15時30分にはだいたい入場させてもらえます。
少なくとも私は、きっちり16時まで待たされたことは、これまでにありません。
ジブリ美術館は、そんなに大きくないので、2時間半あればゆっくり見て回ることができます。
二つめ。
すぐに暗くなる。これはデメリットでもありましたけども、メリットでもあります。
好みにもよりますけども、陽が落ちてからのジブリ美術館は雰囲気が良いです。有り体に言って、ムードが出ます。
大人ジブリは、陽が沈んでからも楽しめるというものです。
三つめ。
空いている。入場してすぐの時間帯は、まだ人が多いと思いますけども、17時を過ぎると極端に展示エリアの人が減っていきます。
常設展示はもちろん、企画展示もゆっくりと楽しむことができます。
四つめ。
カフェ麦わら帽子に並ばず入れる。ジブリ美術館の展示エリアは、18時に終了してしまいますが、カフェは18時がラストオーダーで、19時まで営業しています。
このことを知らな人が多いのか、18時には大勢の人が帰ってしまうため、終了間際になるとカフェには並ばず入ることができます。
実は、カフェに並ばずに済むのは、この時間帯くらいです。
朝10時で入場しても、カフェは11時からオープンなので、待ち時間はありますし、お昼時になると1時間以上の行列も珍しくありません。
五つめ。
そして、最後のメリットは、チケットが買いやすいということ。16時の回は、あまり人気がないので売り切れるのが、いちばん遅いです。厳しい争奪戦のなかで、勝ち残る確率が高いです。
ということで、以上が16時を推したくなる理由でした。さあ、如何ですか。16時で入場したくなりませんか?
と、いろいろ言いましたけども、結局のところ、美術館の楽しみ方は人それぞれ。
実は、ジブリ美術館初体験の友人を案内したときは、10時に入場して、19時まで楽しんでいたこともありました。全然飽きない人だっているので、この場合は早い時間に入ったほうがお得ですね。
しかし、まあ、いちばん人気がない16時のチケットをピックアップしたくて、オススメしてみました。
実際、私が行くときは、16時を買うことが多いですからね。「ジブリのせかいの言うことも、わからんでもないなぁ」と思っていただければ幸いです。