押井守監督の新作アニメのタイトルが『ぶらどらぶ』であることが発表されました。
押井さんが総監督となり、「プロゴルファー猿」「逮捕しちゃうぞ」「らんま1/2熱闘編」などの西村純二さんが監督を務めます。吸血鬼の少女と女子高生が巻き起こすドタバタコメディーになることが明かされました。
東京都内で開かれた会見で押井総監督は「イケメンみたいなのは出ない。基本的に女の子の物語。久しぶりに若い女の子ばかり。ガール・ミーツ・ガールな女の子の物語を真面目にやりたい」と話しました。
また、押井総監督は制作の経緯を「随分前に『ガルム・ウォーズ』を撮る前に企画した。いろいろありまして、ようやくアニメ化にこぎ着けた。基本的には。私がシリーズをやるのが『うる星やつら』以来。30数年ぶり。シリーズはやらないことを決めていたけど、ここ2、3年で気が変わりまして。映画よりもシリーズの方が仕事として面白いなと気づきまして。急転直下。バタバタと動き出しました。今はデザイン関係が絵になりつつあるかなというところ。脚本は上がっています。脚本は基本的には私がほとんど書きましたが、アニメシリーズとして異様な展開。基本的に『何をやってもいい』と言われています。今の段階としては、『これから現場の実作業がはじまるかな』という直前まできています」と語っています。
完成は2020年春を予定しており、押井総監督が「来年になると思いますが、お目にかけられるようにがんばっていきます。私は脚本までで、あとは音響の仕上げだけ。おいしいところしかやっていません。一番大変なところは西村くんにやってもらいますので」と笑みをこぼすと、西村監督は「押井さんも私もいい歳なので失うものは残っていません(笑)。けっこう面白いものができると思っています」と自信をのぞかせています。