堤大介さんとロバート・コンドウさんが立ち上げた、アニメーションスタジオのトンコハウスと、20世紀フォックス・アニメーションが、第87回アカデミー賞短編アニメ賞にノミネートされた映画『ダム・キーパー』の続編を描いた長編映画を制作することを発表しました。
堤監督とコンドウ監督は「『ダム・キーパー』の世界で長編映画のストーリーを考え始めた時から、ピッグとフォックスの次の一歩の手伝いをしてくれ、激動の今日の視聴者に向けて作品を届けるための良きパートナーは誰だろうと思っていました。今、20世紀フォックスこそが私たちのキャラクターたちにとって理想的なホームだと感じています。そして、共にリスクを負って新しいストーリーテリングの可能性を探っていけることを楽しみにしています」と共同声明を発表。フォックス・アニメーションのヴァネッサ・モリソン社長は「あの革新的な短編を長編映画に発展させるお手伝いができることを光栄に思います」と話しました。
長編版『ダム・キーパー』の舞台は、短編で描かれた世界の数年後となり、無声の短編2Dアニメーションは、セリフの入ったCGアニメーションとして生まれ変わる。CGアニメーションは、ピクサーなどのスタジオで10年以上の経験がある堤監督とコンドウ監督にとって「最も得意とする手法」。「日本に文化的な根をもつトンコハウスだからこそ、東洋と西洋を橋渡しして、豊穣な二つのアニメーションの伝統の良いところを引き出せるのではないかと思います」と新たな挑戦に意気込みを語りました。
アート・オブ・ダム・キーパー 堤大介・ロバート・コンドウによる初のオリジナルアニメーションが出来るまでを一冊に集約。クリエイターの熱意と友情、成功の道のりをつづったドキュメントブック。 |