2016年は『君の名は。』と『シン・ゴジラ』によって日本映画界が盛り上がりました。
そんな2作品だけではなく、本年は習作が揃っています。2016年に、ヒットした映画を第1位から5位まで並べてみました。本年はアニメーションが粒ぞろいの年になりました。12月25日付けの興収記録です。
5位『ファインディング・ドリー』68.3億円
2016年7月16日、全国360館511スクリーンで公開が開始されたピクサー作品の『ファインディング・ドリー』。2003年に公開され、110億円の大ヒットとなった『ファインディグ・ニモ』の続編。監督は、アンドリュー・スタントンと、アンガス・マクレーン。製作総指揮は、宮崎駿監督と親交の深い、ジョン・ラセターが担当している。
4位『ズートピア』76.8億円
2016年4月23日に公開されたディズニー作品の『ズートピア』。監督は、『塔の上のラプンツェル』のバイロン・ハワードが担当。製作総指揮は、こちらも、ジョン・ラセターが担当。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは、「ディズニー映画の中でもずば抜けた傑作です!」と絶賛している。
3位『シン・ゴジラ』81.1億円
2016年7月29日に公開された、庵野秀明総監督による『シン・ゴジラ』。ジブリの鈴木さんが、東宝のプロデューサーに庵野秀明を紹介したことがきっかけとなり、本作が作られることになった。主人公の長谷川博己が演じる、矢口蘭堂の名前は、鈴木さんの孫の名前が使用されている。鈴木さんは、本作を「庵野秀明の最高傑作だと思います」と評価している。
2位『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』116.3億円
2015年12月18日に公開された「スター・ウォーズ」シリーズの第7作品目。監督は、J・J・エイブラムスが担当。主役を務めたのは、デイジー・リドリー。彼女は、アメリカ版『おもひでぽろぽろ』の主人公、成人したときのタエ子の声優を務めている。
1位『君の名は。』213.3億円
2016年8月26日に公開された、新海誠監督の『君の名は。』。邦画としては、15年ぶりに興行収入200億円を突破した。宮崎駿監督の『もののけ姫』と『ハウルの動く城』の興収を抜き、日本映画興収ランキングで現在2位。鈴木さんは「すべて背景が目立つように作ってる珍しい作品。まあ、凄い映画」と評価した。