スタジオジブリ作品で美術監督として活躍してきた山本二三さんの展覧会、「日山本二三展」が丹波市立植野記念美術館で開催されています。
本展では、二三さん自らが選んだアニメーションに用いられた手描きの背景画、その前段のスケッチ、イメージボードの他、故郷を描くライフワーク「五島百景」など、初期作品から最新作まで展示されます。
山本二三さんは、宮崎駿監督の手掛けたテレビシリーズ『未来少年コナン』では、24歳の若さで美術監督に抜擢されました。
その後、高畑勲監督の劇場版『じゃりン子チエ』や『火垂るの墓』や、宮崎駿監督の『天空の城ラピュタ』や『もののけ姫』、細田守監督の『時をかける少女』など、錚々たる作品で美術監督を務めています。
本展では、山本さんがこれまで携わった『天空の城ラピュタ』や『もののけ姫』などの世界を描いた背景画を紹介。 また、『火垂るの墓』では実際に西宮市内などでロケハンを行い、戦後の街を緻密に描き上げた作品など合わせて、約200点が展示されています。
日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展
―天空の城ラピュタ、火垂るの墓、もののけ姫、時をかける少女―
日程:2020年7月18日(土)~9月13日(日)
時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
場所:丹波市立植野記念美術館
休館:月曜日
料金:一般800円、大学・高校400円、中・小学生200円
山本二三 風景を描く 山本二三が、あらゆるモチーフの描き方を解説した技法書。 |