ジブリ美術館 トトロ韓国の企業が『となりのトトロ』のトトロと類似したキャラクター「トロロ」を作って、ゲームセンターのクレーンゲームなどで販売していたとして、韓国のD社がスタジオジブリに5000万ウォン(約500万円)の損害賠償を払うよう命じられました。近年、クレーンゲームが流行っている韓国では、人気キャラクターのコピー商品が続出しています。



ジブリは、人間の思想または感情を表現した、宮崎駿の精神的努力による創作物「トトロ」の複製権などを侵害されたとして、D社を相手に2億円相当の著作権侵害および不正競争行為禁止などの損害賠償を請求。

裁判所は、トロロキャラクターは、両腕と足が体に比べて非常に短く、胴背面下部分に円形の尾が短く付いていること、上に向かって立った耳や、斜めに垂れ下がった腕、短く省略された足の形により全体的にダイヤモンド形となっている点などがトトロと似ていると説明し、D社のトロロキャラクターには、耳や口など外観上異なる部分が存在するが、これだけでトトロキャラクターと実質的に類似性がないとみるのは困難と判断しています。

2016年6月に「トロロ」というキャラクターの著作権登録をしたD社は、ネット通販で「本物トトロの友だち、トロロ」という売り文句で「トロロ」のぬいぐるみを販売していました。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「著作権の概念のない、どうしようもない会社だ」「コピー商品はよくない」「世界的な恥」など、D社への批判の声が寄せられています。