「さよなら日劇ラストショウ」もののけ姫

現存する映画館の中で、日本最多の座席数を誇るスクリーンを有する映画館「TOHOシネマズ日劇」がラスト上映作品となる宮崎駿監督の『もののけ姫』をもって、85年の歴史にフィナーレを迎えました。
前身となる「日本劇場」時代から数えると、およそ85年もの歴史に幕を下ろしました。



今回の閉館を迎えるにあたり、同劇場では特別上映イベント「さよなら日劇ラストショウ」を開催。日本映画史に残るような印象的な作品を上映しており、スタジオジブリ・宮崎駿作品からも『ルパン三世 カリオストロの城』『となりのトトロ』『紅の豚』『もののけ姫』の4作品が上映されていました。

TOHOシネマズ日劇

「さよなら日劇ラストショウ」最終日となる2月4日、午後7時頃、日劇1で上映されていた宮崎駿監督の『もののけ姫』が終了し、3劇場での営業はすべて終了。程なくして、劇場からはひとり、またひとりと観客が退出。スタッフに向けて拍手でねぎらう人、「ありがとう」と呼びかける人、劇場の前で記念撮影を撮る人など、大勢のファンが最後を見送りました。