鳥獣描画で竹取物語を作っていると噂になっている高畑監督ですが、完成まで2年くらいかかるとのことです。
宮崎駿監督の新作も、順調にいけば2年後に完成のようなので、大御所の作品が立て続けに公開されるかもしれませんね。

2日、江東区の東京都現代美術館で開催中の「フレデリック・バック展」トークイベントで、新作について質問された高畑勲監督が、思わず小さな声で「(完成は)だいぶ先。2年くらいかかるんじゃないか」とコメントした。

高畑監督と言えば、1999年の『ホーホケキョ となりの山田くん』以来、およそ12年間発表していない新作が待ち望まれている。かつてスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーがラジオ番組で「高畑監督の新作は竹取物語を題材とした鳥獣戯画風な作品になる」と言及したこともあり、その動向に注目が集まっていた。この日のイベントで司会者から「新作があるんですよね」と問われた高畑監督はいきなり「はい。でもだいぶ先です……」と消え入るような声で返答。さらに「ずっと作っているんですよね」とツッコまれ、「ん……」と思わず言葉に詰まってしまった高畑監督のいつになくしおらしい様子に、会場は笑いに包まれた。