高畑勲監督が、米アカデミー賞の投票権を持つ映画芸術科学アカデミーの会員入りを辞退していたことが、明かされました。関係者によると、多忙なことなどが理由という。宮崎駿監督も2006年と2014年に会員候補になったが、「創作活動に専念したい」などとして2回とも辞退しています。
会員は現在6000人以上いるが、日本人はハリウッドでも活躍する俳優の渡辺謙さんらごく少数。今年のアカデミー賞では俳優部門の候補者20人が2年続けて白人のみとなり、批判が高まっている。アカデミーは会員構成の多様化を図るため、海外会員の拡大に力を入れる方針。