鈴木敏夫とジブリ展鈴木敏夫プロデューサーと女優の夏木マリさんが、神田明神ホールで行われた「鈴木敏夫とジブリ展」プレス内覧会に出席しました。
夏木さんが演じた『千と千尋の神隠し』の湯婆婆・銭婆にまつわる裏話や、宮崎駿監督の新作『君たちはどう生きるか』の状況ついて言及されました。



展示会は「書の間」に始まり、「少年期~青年期 鈴木敏夫になるまで」「鈴木敏夫の愛した昭和の映画」「徳間書店時代」「名台詞の間」「ジブリにまつわるエトセトラ」「自分のためではなく他人のために」という特設ブース、さらに本展示会オリジナルとなる「言葉の魔法 湯婆婆と銭婆の“開運・恋愛”おみくじ」が新設されました。

鈴木さんは、宮崎監督を「思い切りのいい人」と評し、「本当にどんどんものを捨ててしまう。彼が捨てたものを、僕がごみ箱から拾って残していたことでジブリ美術館ができた」と笑い、本展示会もこうした鈴木さんの“癖”が大いに役立っているのだとか。

また、夏木さんは『千と千尋の神隠し』で湯婆婆・銭婆を演じるにあたり、宮崎監督から「ジブリの一番上には鈴木敏夫という金勘定をしている人間がいるのですが、悪役だと思って張り切ってやらないで、湯屋を立て直す一人の女性として、働く女性としてやってください」と言われ、鈴木さんをイメージして演じたことを明かしています。

夏木さんから「新しい映画はどうなんですか?」と尋ねると、「宮崎駿が引退発表し会見をして、僕は隣で終始うれしそうにしてたのに。何もやらなくていいと思ってたら、だまされたんです。彼がもう一度やりたいと」とふり返りつつ、「『君たちはどう生きるか』は3年かけて、絵コンテが今まさに完成しようとしています」と報告。夏木さんが「絵コンテが完成すると、どのぐらいでわたしたちは観られるのですか?」と問うと、「まだ分からないけど3年後……?」と答えました。

3年後となると2022年。同年の秋には、愛知にジブリパークが開園します。同時期に新作映画が公開されるとなると、相乗効果で盛り上がることになりそうです。

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