岩波書店からスティーブン・アルパートさんの著書『吾輩はガイジンである。 ジブリを世界に売った男』が、9月16日に発売となります。
同書は、スタジオジブリが刊行する小冊子『熱風』に掲載されたアルパートさんの連載を書籍化したもの。
スティーブン・アルパートさんは、2011年の暮れまでスタジオジブリの海外事業部に所属し、ジブリを海外に売り広めた人物。『千と千尋の神隠し』アカデミー賞受賞の陰に、アルパートさんの活躍がありました。
世界中の配給会社を駆け巡り、『もののけ姫』の翻訳に目を光らせ、旅行嫌いの宮崎駿監督を連れて、欧米の宣伝ツアーを回り、宮崎監督とは、いつしか仕事を超えた友人関係となりました。宮崎監督最後の長編作品『風立ちぬ』には、カストルプという登場人物を、アルパートさんをモデルにしてキャラクターデザイン。また、本人が声優も務めました。
ガイジンでありながら、誰よりもジブリ映画の「日本らしさ」のために戦い、海外に売り広めた人物の、ユーモア溢れる回想記が、ついに発売されます。
吾輩はガイジンである。 ジブリを世界に売った男 発売日:2016年9月16日(金) 価格:2,592円(税込) |