埼玉県所沢市と東京都東村山市の境を流れる柳瀬川沿いの林に、トトロが出現しました。近くの知的障害者の施設が宮崎駿監督の協力で自然環境の保護を訴えようと設けたもので、林を通る西武鉄道池袋線の乗客の目を楽しませています。
身長220センチ、横幅150センチのトトロが見られるのは、所沢駅-秋津駅間。所沢から池袋方面に向かう上り線の車窓から眺められます。
製作したのは、知的障害者38人が働く就労支援施設「あきつ園」で木工を担当する6人。宮崎駿監督が提供したデザインを元に木板にペイントし、約2週間かけて仕上げました。
トトロを設置した場所は、「公益財団法人 トトロのふるさと基金」が3年前に地権者の寄付を受け、「トトロの森17号地」と名付けて自然環境を保護する東京都側で唯一の「トラスト地」(1767平方メートル)。
トトロの看板は、トトロの森17号地の中に設置されていますが、近寄ることができない場所となっており、西武池袋線の車窓からだけ眺めることができます。秋津駅近くの電車の窓からお楽しみください。
線路を挟んで真向かいの集合住宅に住む家族連れは「ネコバスも設置してほしい」とトトロに次ぐ登場キャラクターの出現に期待を寄せました。
あっ、トトロの森だ! そこは、クヌギやコナラが生えている雑木林です。スギの大木も見られます。 すぐ近くには堀口天満天神社があり、トトロがそっと顔をだしてくれそうな、そんな気がするところです。 狭山丘陵ナショナルトラスト運動の600日。 |