「第17回トライベッカ映画祭」で上映されたドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』について、音楽家の坂本龍一さんが登壇し、ニューヨークのシネポリス・チェルシーで行われた上映後にトークショーが行なわれました。
そのなかで、高畑勲監督から音楽のオファーがあり、解雇されていたことが明かされています。
坂本龍一さんは、アニメーション映画の音楽については、「今から35年前に担当したことがあるんですが、あまり気に入っていないんです(そのため題名も言えないらしい)。現在は、韓国のプロデューサーも参加し、手塚プロダクションで手掛けられているアニメ映画の音楽を担当していて、その作品は今年の後半期に公開される予定です。あと実は、2、3年前に高畑勲さんと会って、音楽の担当を任されていたんですが……僕の音楽がシリアス過ぎて、結局解雇されてしまったんです(笑)」と語りました。
坂本龍一さんは、2、3年前と言っていますけど、おそらくこれは『かぐや姫の物語』の映画音楽のことではないでしょうか。ラジオの「ジブリ汗まみれ」においても、鈴木敏夫さんと坂本さんが対談した際に、音楽をお願いするような話が出ており、その後実際にオファーが届いていたものと思われます。
しかし、音楽が合わずに解雇されていたという、意外な事実が明かされました。
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