作家の酒見賢一さん11月7日、呼吸不全のため59歳で亡くなられていたことが発表されました。
酒見さんは、1989年に『後宮小説』で小説家デビューし、日本ファンタジーノベル大賞を受賞しています。
『後宮小説』は、スタジオぴえろのアニメーション作品『雲のように風のように』の原作となりました。本作には、スタジオジブリで活躍しているアニメーターが多数参加し、ビジュアルもジブリ風であることから、公開当時は話題になりました。
酒見賢一さんの小説『墨攻』も、ジブリで押井守監督を起用してアニメーション化が検討されたことがあります。企画を提案した近藤勝也さんによって、イメージボードも描かれましたが実現しませんでした。
また、近藤勝也さんが描いた漫画『D’ARC』の原作を担当したのも酒見さんです。