宮崎駿監督による漫画が原作の舞台『最貧前線』の公演に向けて、鈴木敏夫プロデューサーがコメントを発表しました。
また、8月27日の神奈川県立青少年センターの公演を皮切りに、水戸芸術館、東京では世田谷パブリックシアターなど国内8か所を巡演する予定となっています。前売チケットは現在発売中です。
鈴木さんは「今回、宮さんのオリジナル作品が初めて国内で舞台化されるが、戦争の真っただ中にいる人間たちをどのように描くか、そこに注目したい」と期待を寄せています。
『最貧前線』は、宮崎監督が1980年代から90年代にかけて模型雑誌「月刊モデルグラフィックス」で不定期に連載していた『宮崎駿の雑想ノート』のエピソードの1つ。太平洋戦争末期の日本を舞台に、特設監視艇として突如太平洋に送り出されることになった漁船・吉祥丸の乗組員たちの姿を描いたもの。今回の舞台版では脚本を井上桂が務め、演出を一色隆司が担当します。またキャストには内野聖陽、風間俊介、溝端淳平らが名を連ねています。
『最貧前線』公演スケジュール
2019年8月27日(火)~29日(木)
神奈川県 神奈川県立青少年センター
2019年9月6日(金)~8日(日)
愛知県 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
2019年9月12日(木)~15日(日)
茨城県 水戸芸術館 ACM劇場
2019年9月21日(土)・22日(日)
長野県 サントミューゼ 上田市交流文化芸術センター
2019年9月28日(土)・29日(日)
新潟県 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場
2019年10月5日(土)~13日(日)
東京都 世田谷パブリックシアター
2019年10月17日(木)~20日(日)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
2019年10月26日(土)・27日(日)
神奈川県 大和市文化創造拠点シリウス 1階芸術文化ホールメインホール
水戸芸術館ACM劇場プロデュース
水戸芸術館開館30周年記念事業
「『宮崎駿の雑想ノート』より『最貧前線』」
原作:宮崎駿「最貧前線」(「宮崎駿の雑想ノート」(大日本絵画)より)
脚本:井上桂
演出:一色隆司
原作掲載:月刊モデルグラフィックス
協力:スタジオジブリ
出演:内野聖陽、風間俊介、溝端淳平 / 佐藤誓、加藤啓、蕨野友也、福山康平、浦上晟周、塩谷亮、前田旺志郎 / ベンガル
宮崎駿の雑想ノート 兵器と人間が織りなす、バカバカしい狂気の情熱を描く13編。「最貧前線」も収録。 |