山賊の娘ローニャ『長くつ下のピッピ』などで知られるスウェーデンの児童文学作家、アストリッド・リンドグレーン作品の原画や原稿など約200点を集めた「長くつ下のピッピの世界展」が、東京都八王子市の東京富士美術館で開催されています。
国内初公開の展示も多く、現在も世界で親しまれるリンドグレーン作品の魅力を伝える展示となります。



展示内容は、リンドグレーン自身の子供時代の思い出を描いた『やかまし村の子どもたち』などの原画や、宮崎吾朗監督がアニメーション化した『山賊の娘ローニャ』のイメージボードが展示されます。絵本の世界をリアルに再現した大型模型なども楽しめます。

山賊の娘ローニャ

同展の監修を務めた翻訳家の菱木晃子さんは「これだけ大きなリンドグレーンの展覧会は世界初なのでは。子供の目線を大切にしているが、決してこびてはいない。希望がある一方で、悪い人間も登場する多面的な世界が描かれており、大人が読んでも楽しめる」と作品の魅力を語りました。

同展は今後、宮崎、京都、名古屋、福岡などを巡回予定です。

日本・スウェーデン外交関係樹立150周年記念
長くつ下のピッピの世界展
〜リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち〜

会期:2018年7月28日(土)~9月24日(月)
時間:10:00~17:00(16:30受付終了)
会場:東京富士美術館
料金:大人1300円、大高生800円、中小生400円、未就学児無料

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