高畑勲監督の『おもひでぽろぽろ』が、2016年に北米で劇場公開されることが明らかになりました。配給やビデオリリースを手掛けるGKIDSがFacebookなどを通じて発表したもので、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のヒロインを務める英国女優デイジー・リドリーが主人公・タエ子の吹き替え声優を務めます。
北米版ではデイジーのほか、『スラムドッグ$ミリオネア』のデヴ・パテル、アニメ「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」のアシュリー・エクスタイン、ドラマ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」などに出演した子役、アリソン・フェルナンデスなどが声優に起用されることが明かされています。
GKIDSは、高畑監督の前作『かぐや姫の物語』をはじめ、宮崎駿監督作品などの北米公開も手掛けている独立系の配給会社。『おもひでぽろぽろ』の英語吹き替え版が北米で劇場公開されるのはこれが初になるといい、同社では「この至宝の一品を、(公開から)25周年の節目に劇場公開とビデオリリースという形で紹介できることに、これまでにないほど興奮しています」とコメントしています。