スタジオジブリの発行する冊子「熱風」に連載されていた、落合博満氏が映画の魅力を語ったエッセイ集『戦士の休息』が書籍化されました。
実は大の映画好き。高校時代は野球部の先輩による“鉄拳制裁”に嫌気がさし、映画館に入り浸っていた経験もあったという。落合さんは映画鑑賞を「ほっとできる唯一の時間であり、それで道を踏み外さなかったことを考えれば“人生の恩人”とも言える存在」と語る。
連載のきっかけは中日ファンであるジブリの鈴木敏夫プロデューサーと出会ったこと。「はじめは門外漢なりに気楽に書けばいいだろうと考えていたが、試写会に足を運んだり、映画関係者と対話する機会をいただいたりするうちに、野球と同様に“真剣勝負”になってきた」と振り返る。
「男はつらいよ」「007」シリーズに学ぶ偉大なるマンネリズム、ジョン・ウェインと三船敏郎にみる“カッコよさ”など、落合さんならではの視点で映画を読み解いていく。
戦士の休息 著者:落合博満 超一流野球人は、筋金入りの映画ファンだった! 三船敏郎から『アベンジャーズ』まで「最高の娯楽」である映画を語り尽くした痛快エッセイ。スターとは? プロフェッショナルとは? 温かくも深い「休息」の言葉に人間・落合博満の真の魅力が浮かび上がる。ジブリ『熱風』誌の人気連載に新たな一章を加え、山田洋次氏との「監督対談」を収録! |