スタジオジブリ作品の背景画を数多く手掛けてきた美術監督、山本二三さんの歩みをたどる「日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展」が倉敷市美術館で開催されており、会期終盤を迎えた会場では、熱心なファンが山本二三さんが描く独特の世界を堪能していきました。
20代半ばで初めて美術監督を務めたテレビ作品『未来少年コナン』に始まり、『天空の城ラピュタ』や『火垂るの墓』、『もののけ姫』といったスタジオジブリ映画、禅僧良寛を題材にした最新の短編『天上大風』まで、約40年にわたる作品を一堂に展示しています。
背景画のほか、故郷の長崎県・五島列島を描いた風景画や、歴史教科書の挿絵、同展のために新たに制作した絵画「倉敷 ―記念日通り―」なども紹介しています。
同展は、倉敷市の3市(旧倉敷、児島、玉島)合併50周年記念事業によるもの。会期は、11月26日まで。
山本二三 風景を描く 山本二三が描くリアルな風景描写が、どのように生まれるのかわかる一冊です。 |