昨年は、近年稀なアニメーション豊作の年となりました。この波が、2017年も続くかどうかわかりませんけども、本年もアニメーション映画はたくさん公開されます。
そこで、当方注目のアニメーション映画をリストアップしておきます。本年も日本映画が元気な年となりますように。
『ルパン三世 カリオストロの城 MX4D版』1月20日公開
宮崎駿監督の第一回長編アニメーション作品が、MX4D版で新たに公開されます。
上映されるのは、最新の技術によりフィルムに映りこんだ汚れを除去し、音声もノイズを取り除いて5.1ch化したらリマスター版。さらに、シートの動きや振動、風にストロボなどの特殊効果によって、臨場感を演出する最新の体感システム、MX4D版で公開となります。
『モアナと伝説の海』3月10日公開
ディズニー作品の新作長編アニメーション。
製作総指揮は、ジョン・ラセターが担当。監督は、『リトル・マーメイド』や『アラジン』を手がけた、ロン・クレメンツとジョン・マスカー。主人公のモアナを作るうえで、宮崎作品のヒロインから影響を受けたとジョン監督は語っている。
『SING 〜シング〜』3月17日公開
『ミニオンズ』『ペット』などのヒット作を手がけるイルミネーション・スタジオによる長編アニメーション作品。マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、スカーレット・ヨハンソンら豪華キャストが声優として出演。レディー・ガガや、ビートルズ、フランク・シナトラなど新旧の名曲が劇中で披露されます。エンディングソングは、スティービー・ワンダーが担当。
『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』3月18日公開
原作・脚本・監督を神山健治が務める、初のオリジナル長編アニメーション作品。作画監督は黄瀬和哉・佐々木敦子、ハーツデザイン原案には、『ベイマックス』のキャラクターデザイン原案を担当したコヤマシゲトが参加。原画マンに、西尾鉄也や安藤雅司といった精鋭が集まりました。
『夜は短し歩けよ乙女』4月7日公開
森見登美彦原作のベストセラー青春恋愛小説がアニメーション化。主人公“先輩”役に星野源。監督は、『四畳半神話大系』や、映画『マインド・ゲーム』の湯浅政明。また脚本の上田誠、キャラクター原案の中村佑介、さらに主題歌ASIAN KUNG-FU GENERATIONと豪華な面々が集結しています。
『メアリと魔女の花』夏公開予定
元スタジオジブリの西村義明さんが設立したスタジオポノックの、第一回長編アニメーション作品『メアリと魔女の花』が公開されます。米林宏昌監督としては、『借りぐらしのアリエッティ』と『思い出のマーニー』に次いで、3作品目となります。
『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』8月18日公開
岩井俊二監督の同名実写作品がアニメーション化されます。
脚本は大根仁、総監督は新房昭之。『千と千尋の神隠し』や『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』などジブリ作品で原画を手がけてきた、武内宣之が監督を務めます。
『GODZILLA』2017年公開予定
ゴジラがアニメーション化されます。
ストーリー・原案は虚淵玄、監督は静野孔文と瀬下寛之が務めます。アニメーション制作は、『山賊の娘ローニャ』でもおなじみのポリゴン・ピクチュアズが担当します。