三鷹ネットワーク大学で「アニメーション文化講座」が開講されます。
当講座では、昨年、一昨年と世界・日本のアニメーションの草創期から1970年代までの歴史を重要な作品や作家、制作スタジオなどとともに、たどってきました。
今回は、歴史上”アニメブーム”と呼ばれた頃、1970年代末~80年代初めにスポットを当てます。
この頃は、アニメーションが若者文化の一つとして社会的に認知され、アニメーション史において重要な作品がいくつも生み出されました。
現在の作品に継承される技術や作品傾向、主要な制作スタッフ、高畑勲・宮崎駿も在籍したテレコム・アニメーションフィルムの挑戦など、当時を知る、経験豊かな講師陣が歴史をふり返ります。
講師として登場していただくのは、いちアニメファンから『アニメージュ』編集部員となり、このブームを「受け手」「送り手」両面から見てきた現日本テレビ映画プロデューサー高橋望氏。
アニメーターとして「ルパン三世 カリオストロの城」「じゃりン子チエ」等に参加し、現在は演出も手掛ける富沢信雄氏。
“制作”という立場で活躍し、テレコム・アニメーションフィルムで、大塚康生、高畑勲、宮崎駿と共に日米合作作品等に携わった後、同社代表を勤めた竹内孝次氏。
映像研究家の叶精二氏には、「スタジオジブリ設立前夜」ともいえるこの時代を総括し、高畑・宮崎両監督が、後世あるいは海外に与えた影響についても解説して頂きます。
はじめての方にも楽しんでいただける内容です。一緒にアニメーションの知見を広げ、もっとアニメーションを楽しんでみませんか。
2015アニメーション文化講座 基礎教養・特別編
“第1次アニメブーム”の頃 ―アニメーション文化が花開いた時代―
第1回 2月3日(火)
「アニメーション専門誌が作られる現場から」
講師:高橋 望(日本テレビ映画プロデューサー)
第2回 2月10日(火)
「アニメーターが見た1970年代末~80年代初めの制作現場」
講師:富沢 信雄(アニメーター、アニメ―ション監督)
第3回 2月17日(火)
「制作・プロデューサーが見た1970年代末~80年代初めの制作現場」
講師:竹内 孝次(アニメーション・プロデューサー)
第4回 2月24日(火)
「1970年代末~80年代初頭の日本のアニメーション」
講師:叶 精二(映像研究家)
日時: 2015年2月3日(火)、10日(火)、17日(火)、24日(火)19:00~20:30
場所: 三鷹ネットワーク大学(JR三鷹駅南口)
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