高畑勲監督や宮崎駿監督のアニメーション作品の魅力を伝える「スタジオジブリ・レイアウト展」が1月19日から、台湾の台北市内で始まりました。
台北での開催は初めてのこと。また、2008年から東京を皮切りに日本の国内外を巡回してきた同展の最後の会場でもあります。
スタジオジブリの星野康二会長は開会式で、最後に台北を選んだのは台湾でジブリ作品が多くの人に愛されているからと説明。作品の細部から創作者の思いを汲み取ってほしいと来場を呼びかけました。
昨年6~9月に開かれた宮崎会場を最後に、日本での巡回を終えた同展。星野会長によると、関係者の間で、有終の美は海外で飾りたいという声が上がっていたといいます
星野会長は、今回は「これが最後だ」という思いで作品の運搬や準備に臨んだと、名残惜しい気持ちを吐露。また、昨年4月に亡くなった高畑監督の『平成狸合戦ぽんぽこ』、『かぐや姫の物語』などのレイアウトも展示されると紹介し、作品を通じて高畑監督をしのんでほしいと語りました。
本展は、台湾の台北市にある中正紀念堂で、4月18日まで開催されています。