高畑勲・宮崎駿両監督が世に送り出した名作アニメーションの秘密が分かる「スタジオジブリ・レイアウト展」が、福井市文京三丁目の県立美術館で開幕しました。
ジブリ設立前の『アルプスの少女ハイジ』から最新作の『レッドタートル ある島の物語』まで、33作品のレイアウト画をこれまで最多の約1400点展示しています。
レイアウトは、アニメを作成する際の設計図となるもので、一カット分の手書きのコンテに、キャラクターや背景、カメラの動きなど、その場面の要素がすべて詰め込まれています。作品の統一感を保つ上で、重要な役割を果たします。
レイアウト展は、2008年の東京都現代美術館を皮切りに全国を巡回してきたが、北陸では初の開催となります。
福井展では新たな作品などを追加するとともに、『千と千尋の神隠し』の舞台設定で展示したり、制作されたアニメの画面を映し出して見比べることができるようにしたり、展示の仕方も進化させています。
高畑・宮崎アニメの秘密がわかる。
スタジオジブリ・レイアウト展
その誕生から『思い出のマーニー』まで
会期:2017年12月8日(金)~ 2018年3月11日(日)
時間:9:30~17:00(最終入場16:30まで)
休館:12月31日(日)、1月1日(月・祝)・29日(月)、2月19日(月)
会場:福井県立美術館