近藤喜文スタジオジブリで活躍したアニメーターの近藤喜文さんが子どもの頃に描いた絵などを集めた特別展「近藤喜文の原点」が、新潟県五泉市村松乙の村松郷土資料館で開催されています。
高畑・宮崎作品で作画監督を務め、『耳をすませば』では初監督を務めた近藤さんの人間性を、約30点の初公開の資料から垣間見ることができる。



近藤さんは村松高校を卒業後、Aプロダクションで『巨人の星』『ルパン三世』などに参加。1978年に日本アニメーションに移籍。『未来少年コナン』や『赤毛のアン』に参加。1987年にスタジオジブリに移籍し、1995年には『耳をすませば』で初めて長編監督を務めるなど活躍したが、1998年に大動脈解離のため47歳で亡くなりました。

市は2014年、市内の実家に残っていた絵や家族に送った手紙、書道作品などを遺族から寄贈を受けています。
展示された紙芝居は未来の夢を見た少年を描いた「21世きのりょこう」や、クマの母子の愛情を表現した「こぐまのぼうけん」などが並びます。手紙は仕事ぶりを母親に紹介したり、弟に進学についてアドバイスしたりし、家族思いの一面を読み取ることができます。

郷土資料館特別展「近藤喜文の原点」
期間:2018年3月2日(金)~5月20日(日)
時間:10:00~16:00
休館:毎週木曜日(木曜日が祝日の場合は翌日)
料金:一般(高校生以上)130円、団体(20名以上)100円、中学生以下 無料