『コクリコ坂から』が、アメリカで公開されることになりました。
アメリカでも評価の高い宮崎駿監督が脚本を執筆し、彼の息子宮崎吾朗が監督した映画『コクリコ坂から』が、3月15日からニューヨークとロサンゼルス、そして3月29日から全米の主要都市で公開されることが、本作の配給を担当するGKIDSによって明らかになった。
本作は、東京オリンピックの開催を目前に控えた1963年の日本が舞台。横浜のある高校で、歴史ある建物の取り壊しをめぐり、騒動が起きる。そんな中で高校生の海と俊は出会い、二人は心を通わせていくという内容。映画『ゲド戦記』以来、5年ぶりに宮崎吾朗監督はメガホンを取り、岡田准一と長澤まさみが声優を担当している。
アメリカの吹き替えでは、少女である海役を映画『スパイダーウィックの謎』のサラ・ボルジャー、少年の俊役には映画『ターミネーター4』のアントン・イェルチンが挑戦している。この他に、ジェイミー・リー・カーティス、ボー・ブリッジス、ブルース・ダーン、ロン・ハワードなども声優を務めている。ちなみに、本作は昨年の11月にロサンゼルスで一度公開されているが、そのときはオスカー対象作品となるために短期間上映をしていたが、今回正式に全米の多くの映画館で公開されることになっている。