『風立ちぬ』の興行ランキングが、5週連続の1位であることが分かりました。すごい勢いですね。
土日2日間の成績は動員35万2322人、興収4億7379万5100円をあげ、動員前週比92.8%と好成績をキープ。公開30日間で累計動員580万人、累計興収72億円を突破した。
また、イタリアの『第70回ベネチア国際映画祭』(8月28日~9月7日)に続き、カナダの『第38回トロント国際映画祭』(9月5日~15日)への出品が決まるなど、海外からの注目も高まっている。
トロント国際映画祭は、北米最大規模の来場者数を誇る映画祭で、ハリウッドでは“オスカーレースの前哨戦”とも言われる。1976年に創設されて以来、ノン・コンペティションであることが特徴で、最高賞である観客賞(ピープルズ・チョイス・アウォード)は文字通り観客投票によって選定され、ここで評判のよかった作品がアカデミー賞の筆頭候補にあがる傾向が強くなっているからだ。
宮崎駿監督作が同映画祭に参加するのは、スタジオジブリが本格的に北米配給の展開をはじめた『もののけ姫』(1999年の第23回)、『千と千尋の神隠し』(2001年の第25回)以来、3度目で、今回の『風立ちぬ』は、世界を代表する映画作家の作品を集めたスペシャル・プレゼンテーション部門へ出品される。ほかに、2011年の第36回に『コクリコ坂から』の宮崎吾朗監督が参加している。