『風立ちぬ』が、ボストン映画批評家協会賞のアニメ映画賞を受賞しました。これで3冠となります。

同協会は米ボストンの批評家たちを中心に1981年に設立。同年より同賞を開始した。アニメ映画賞は2008年に設立されたため比較的新しく、宮崎駿監督の作品が受賞するのはこれが初めてとなる。



『風立ちぬ』は、すでに第80回ニューヨーク映画批評家協会賞とナショナル・ボード・オブ・レビュー賞2013で、アニメーション映画賞を受賞。そのほかニューヨーク映画批評家オンライン賞や、ボストン・オンライン映画批評家協会賞などインターネットを中心とした映画賞でもアニメ部門のトップに輝いている。

現地時間8日に発表された第39回ロサンゼルス映画批評家協会賞では、惜しくも映画『アーネストとセレスティーヌ』に次いで2位となってしまったが、現時点で発表されている映画賞で、ほぼ良い成績を残しているといえるだろう。

 

ボストン映画批評家協会賞の主な受賞作

作品賞:『12イヤーズ・ア・スレイヴ(原題) / 12 Years a Slave』
男優賞:キウェテル・イジョフォー『12イヤーズ・ア・スレイヴ(原題)』
女優賞:ケイト・ブランシェット『ブルージャスミン』
助演男優賞:ジェームズ・ガンドルフィーニ『イナフ・セッド(原題) / Enough Said』
助演女優賞:ジューン・スキッブ『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
監督賞:スティーヴ・マックィーン『12イヤーズ・ア・スレイヴ(原題)』
脚本賞:ニコール・ホロフセナー『イナフ・セッド(原題)』
撮影賞:エマニュエル・ルベツキ『ゼロ・グラビティ』
編集賞:ダニエル・P・ハンリー、マイク・ヒル『ラッシュ/プライドと友情』
ドキュメンタリー賞:『殺人という行為』
外国語映画賞:『少女は自転車にのって』
アニメーション映画賞:『風立ちぬ』