鈴木敏夫プロデューサーの新連載『南の国のカンヤダ』が、「女性セブン」で始まったことがわかりました。
連載は、毎週掲載予定で、鈴木さんが4年前に出会ったタイ人のシングルマザー・カンヤダを主人公にした物語が綴られます。鈴木さんにとって、女性週刊誌では初の連載となります。
カンヤダさんの話題については、以前「ジブリ汗まみれ」でも登場しています。タイ王国の田舎町パクトンチャイで大家族を背負って生きている彼女に、鈴木さんが本を書き、その印税をカンヤダさんに寄付することなどが語られていました。
鈴木さんは執筆のきっかけや、意気込みについて以下のコメントを寄せています。
ぼくは映画の仕事をずっとやってきました。30年以上、宮崎駿と走り続けてきた。その宮さんが2013年に引退しました。
すると、宮さん引退後のジブリをどうしていくのかという問題の他に、自分自身も何かテーマを見つけて、それをやらなきゃいけないと思ったんです。
そうした中で、『女性セブン』から連載を頼まれました。意表を突かれました。これまで、女性週刊誌からの仕事の依頼は、常にジブリの映画についてのことでした。ところが、連載をやってみないかでしょう。興味がわいたんですよね。
そこで、ぼくが知り合った、タイ人の女性・カンヤダについて、この機会にまとめてみるのは面白いかなと思いました。カンヤダを見てると、懐かしいものを感じるんです。彼女は、昔の日本人そのものみたい。自分の中に一番もしかしたら興味のあるものを書けるのかもしれない。そう思って、連載をはじめました。
また、今回の連載について鈴木さんは、「テーマはカンヤダだけど、ダラダラと話を前後左右に脱線させながら、やって行きます」と話しています。