アニメーション制作会社 STUDIO4℃の新作映画『海獣の子供』が6月7日に公開されます。
本作は、元スタジオジブリのアニメーター・小西賢一さんが総作画監督・演出を務め、音楽はジブリ作品でお馴染みの久石譲さんが担当します。また、音響監督の笠松広司さんもジブリ作品を数多く手掛けています。
原作は、漫画家・五十嵐大介さんが初めて手掛けた長編コミック。自然世界への畏敬を下地に、14歳の少女・安海琉花とジュゴンに育てられた二人の兄弟の出逢い、それにまつわる地球規模の超常現象を描いた海洋冒険ミステリーです。
久石さんが長編アニメの音楽を手掛けるのは、2013年の『風立ちぬ』と『かぐや姫の物語』以来6年ぶりのこと。
「この映画の面白さは、ストーリーとして予測出来ないところにあります。哲学的であるとも言えます」と久石さんは語り、「全編を通してミニマル・ミュージックのスタイルを貫いたので、映画音楽としてはかなりチャレンジをしたと思います。宇宙の記憶の息遣い、生命の躍動感など観る人のイマジネーションを駆り立てる作品です。音楽と映像によって観る人の感覚が開放されて楽しめることを期待します」と本作における挑戦を明かしました。
『海獣の子供』(2019年6月7日公開)
監督:渡辺歩
音楽:久石譲
キャラクターデザイン・総作画監督・演出:小西賢一
美術監督:木村真二
CGI監督:秋本賢一郎
色彩設計:伊東美由樹
音響監督:笠松広司
プロデューサー:田中栄子
制作:STUDIO4℃
『海獣の子供』全5巻完結セット 五十嵐大介による漫画原作5巻セット |