アメリカのアカデミー賞の前哨戦となる第72回ゴールデン・グローブ賞候補作品が11日発表され、高畑勲監督の『かぐや姫の物語』はノミネートを惜しくも逃しました。
『かぐや姫の物語』はロサンゼルス映画批評家協会賞の最優秀アニメ賞などを受賞。来年1月にノミネート作品が発表されるアカデミー賞長編アニメ部門にも応募しています。
スタジオジブリ作品は昨年、宮崎駿監督の映画『風立ちぬ』が審査対象となったが、英語字幕版で申請がされていたため、英語音声作品が対象のアニメーション作品賞ではなく外国語映画賞の候補に。その影響からルールが改正され、『かぐや姫の物語』には邦画初のアニメーション作品賞ノミネートへの期待が掛けられていました。授賞式は来年1月11日(現地時間)に開催されます。
『かぐや姫の物語』は現在、アニメ界のアカデミー賞ともいわれる第42回アニー賞の長編映画部門において作品賞を含む3部門でノミネートされており、こちらでの受賞に注目したいですね。
ゴールデン・グローブ賞の主なノミネート
ドラマ部門 作品賞
・「6才のボクが、大人になるまで。」
・「フォックスキャッチャー」
・「THE IMITATION GAME」
・「SELMA」
・「博士と彼女のセオリー」
コメディ/ミュージカル部門 作品賞
・「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
・「グランド・ブダペスト・ホテル」
・「イントゥ・ザ・ウッズ」
・「PRIDE」
・「ST. VINCENT」
ドラマ部門 女優賞
・ジェニファー・アニストン「CAKE」
・フェリシティ・ジョーンズ「博士と彼女のセオリー」
・ジュリアン・ムーア「STILL ALICE」
・ロザムンド・パイク「ゴーン・ガール」
・リース・ウィザースプーン「WILD」
ドラマ部門 男優賞
・スティーヴ・カレル「フォックスキャッチャー」
・ベネディクト・カンバーバッチ「THE IMITATION GAME」
・ジェイク・ギレンホール「NIGHTCRAWLER」
・デヴィッド・オイェロウォ「SELMA」
・エディ・レッドメイン「博士と彼女のセオリー」
コメディ/ミュージカル部門 女優賞
・エイミー・アダムス「ビッグ・アイズ」
・エミリー・ブラント「イントゥ・ザ・ウッズ」
・ヘレン・ミレン「マダム・マロリーと魔法のスパイス」
・ジュリアン・ムーア「マップ・トゥ・ザ・スターズ」
・クワベンジャネ・ウォレス「ANNIE/アニー」
コメディ/ミュージカル部門 男優賞
・レイフ・ファインズ「グランド・ブダペスト・ホテル」
・マイケル・キートン「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
・ビル・マーレイ「ST. VINCENT」
・ホアキン・フェニックス「INHERENT VICE」
・クリストフ・ヴァルツ「ビッグ・アイズ」
アニメ作品賞
・「ベイマックス」
・「THE BOOK OF LIFE」
・「THE BOXTROLLS」
・「ヒックとドラゴン2」
・「LEGO(R) ムービー」
脚本賞
・ウェス・アンダーソン「グランド・ブダペスト・ホテル」
・ギリアン・フリン「ゴーン・ガール」
・アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、 ニコラス・ヒアコボーネ、アレクサンダー・ディネラリス・Jr、アルマンド・ボー「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
・リチャード・リンクレイター「6才のボクが、大人になるまで。」
・グレアム・ムーア「THE IMITATION GAME」
かぐや姫の物語 [Blu-ray] 「姫の犯した罪と罰。」 スタジオジブリが描く真実のかぐや姫 高畑勲監督が「竹取物語」を題材に、誰もが知る“かぐや姫”の筋書きはそのままに、かぐや姫の「心」を描いた劇場アニメ。かぐや姫がどうやって地球に生まれ月へ帰って行ったのか、姫の犯した罪とは何かなど、知られざる“真実”を映し出す。2枚組。 |