『かぐや姫の物語』英語版第87回アカデミー賞のノミネートが1月15日(アメリカ時間)に発表され、高畑勲監督の『かぐや姫の物語』が長編アニメーション賞にノミネートされました。
『かぐや姫の物語』は、アメリカでは昨年10月に公開され、アニメ界のアカデミー賞と言われるアニー賞の長編アニメーション賞にもノミネート。ボストン映画批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞などでアニメーション賞を受賞しています。



アカデミー賞の長編アニメーション賞に日本映画がノミネートされるのは、昨年度の『風立ちぬ』に続き2年連続。アカデミー賞に長編アニメーション部門が設けられた第74回以降、過去にノミネートおよび受賞を果たした日本映画は、全て宮崎駿監督作品(受賞=「千と千尋の神隠し」/ノミネート=「ハウルの動く城」「風立ちぬ」)で、宮崎監督以外では初の快挙となりました。

高畑監督はノミネートについて「光栄に思います」と話しており、「ノミネートしてくださったアカデミー会員の方々、この作品を高く評価してくださった方々、そして北米での公開に協力してくださった方々に心から感謝します。そして、この作品に関わったすべてのスタッフに感謝します」と感謝の言葉を寄せています。

また同部門には、今年の第72回ゴールデン・グローブ賞「アニメ作品賞」を受賞した『ヒックとドラゴン2』もノミネートされています。

第87回アカデミー賞の受賞結果は、2月22日(現地時間)に行われる授賞式で発表されます。

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