インドネシアの南ジャカルタで、8月10日~9月17日の約一か月間にわたりスタジオジブリ作品を展示する「ザ・ワールド・オブ・ジブリ・ジャカルタ」が開催されます。
これまでの、日本や台湾で開催された展示会と比較しても、世界最大規模となります。東南アジア開催は初めてのこと。
展示内容は、『千と千尋の神隠し』の湯屋、『風の谷のナウシカ』に登場するオームなどの模型約13点や作画工程の解説、宮崎駿監督が描いた原画などを予定。展示場外ではオリジナルグッズも販売そうです。
展示会を主催する最高経営責任者は、発表会見で「ジブリを知ってもらいたい」と強調。協賛する丸紅インドネシアの社長からの紹介で、鈴木敏夫プロデューサーに展示会と映画上映の打診があったことが明かされ、鈴木さんは会見で「彼女に言われたら断れない」と、その熱意を表現しています。
同展の協賛となる博報堂DYメディアパートナーズ、桜井徹哉常務は「ジブリ作品と日本の風景を合わせたテレビ番組の企画も制作予定」と明かしています。
また、ジブリの22作品が、全国の映画館45カ所で、4月1日から2018年3月まで1年間にわたり公式上映されます。これまでジブリ作品は、定期的に上映されることはなく、違法ダウンロードや海賊版でしか鑑賞する機会はなかったそうです。