インサイド・ヘッドピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』のピート・ドクター監督とロニー・デル・カルメン共同監督がピクサー流の作品づくりについて語りました。
映画を製作していくなかで、宮崎駿監督にも勇気づけられたことを明かしました。



ドクター監督自身、来日会見で「仕事を辞めて引っ越そうと思った」と振り返ったほど製作時には追い詰められていたというが、デル・カルメン共同監督は、「ストーリーを作っている人間が、1人の時間を持つのは重要なんです。そのなかから見えてくるものがある」と、どっしり構えていたと語りました。

ドクター監督は、同時にある人物にも勇気づけられたと告白。その人物とは、宮崎駿監督。「なんとなくのアイデアがあって、そこから映画を製作していくなかで作品の最終形態が見えてくる。宮崎さんも、作品が完成した頃に、自分が作っていたのはこういう作品だったのかと驚かれるらしいんです。それを聞いて、僕たちだけじゃなかったんだってほっとしました(笑)」と、敬愛する先輩に謝意を示しました。