映画『耳をすませば』の作中で、背景美術をを手がけた井上直久さんの作品展「世界はあなたの贈りもの」が渋谷のBunkamura Galleryで12月3日に始まりました。
井上さんが描き続けている「イバラード」は、魔法が存在する美しい世界。鮮やかな色彩と不思議な遠近感で描かれています。
その独自の世界観は、宮崎駿監督の目に留まり、『耳をすませば』の挿話「バロンのくれた物語」で、背景美術を手がけることとなりました。ジブリ美術館の短編作品『星をかった日』では、原作を手がけています。また、ジブリ美術館の館内にも、井上さんの直筆による壁画が描かれています。
今回、渋谷の「Bunkamura Gallery」にて6度目となる展示では、アクリルの新色や油絵を部分的にを用いて、これまでの色彩のイメージに、暖かいきらめきの色彩表現を加えた作品郡が発表されます。また、デジタル技法を取り入れた作品をはじめとする新作も展覧・販売されるとのこと。
連日、13時から17時までが、井上さんの在廊時間となっています。また、12月4日(日)15時より、井上さんによるライブペインティングが開催されます。モデルのいない女性像を、イメージで描くというもの。こちらは、70名限定となっています。井上作品の魅力を、是非ご堪能ください。
井上直久展「世界はあなたの贈りもの」
期間:2016年12月3日(土)~ 11日(日)
時間:10:00~19:30
場所:Bunkamura Gallery