鈴木敏夫プロデューサーとプロダクションI.Gの石川光久社長が、長野県上高井郡小布施町の美術館「北斎館」で落成記念オープニングトークショーを開催。ジブリの新作について、鈴木敏夫プロデューサーは、「企画を検討中」と明かしました。
この日のトークショーは、増改築を終えた同館が明日4日にリニューアルすることを記念して行われました。
「百日紅 ~Miss HOKUSAI~」を製作したプロダクションIGと、小布施町に縁があり、北斎に興味があった鈴木プロデューサー率いるスタジオジブリが、明日4日から6月30日まで北斎館で行う企画展「北斎とその弟子たち 北斎絵画 創作の秘密」に企画協力した縁で実現した。
もともと北斎に興味があったという鈴木プロデューサーは、今後もこのような形でジブリが企画展示に関わっていくのかと聞かれると、「今回は北斎だったということが大きいですけど、興味のあるやつはやっていきたいですよね」と前向き。「プロダクションIGさんの新作が公開間近の中、スタジオジブリの新作はいかかですか?」と聞かれると、「まだ言えないんですけど(笑)。アニメーションの製作会社として準備はありますから、いろんな企画については常に検討している。(題材として)北斎もそうですけど、日本人が作ってきた古いものを動かしてみたいという気持ちは強くあります。そういうのをやっていると結構楽しいんですよ。これ以上言えないんですけど、ちょっとやっているんです」と新たな企画が進行中であることを示唆した。