宮崎駿監督が、漫画界のアカデミー賞ともいわれるアイズナー賞の、漫画家の殿堂入り候補になりました。日本からはほかに、漫画家の高橋留美子さんが候補に挙がっています。
アイズナー賞はアメリカで最も権威のある漫画賞の一つで、「漫画界のアカデミー賞」ともいわれる賞。1985年~1987年に行われていたカービー賞を引き継ぐ形で1988年よりスタートした。



今回、宮崎と高橋が候補に挙がっているのは、漫画家の殿堂入り。これはコミック業界に長年貢献したアーティストが加入を認められているもので、日本からは過去に手塚治虫、小池一夫、小島剛夕、大友克洋の4名が選出されている。

今年は宮崎と高橋を含め、映画『フロム・ヘル』などの原作者として知られるアラン・ムーアなど14名が候補に挙がっており、この中から業界人の投票で選ばれた4名の殿堂入りが決定する。なお、今年は選考委員会による選出ですでに3名の殿堂入りが決まっており、計7名が殿堂入りすることになる。殿堂入りメンバーは今年7月、コミコン・インターナショナル内で行われる授賞式で発表される。

宮崎は監督映画『風立ちぬ』が第86回アカデミー賞長編アニメ賞にノミネートされているほか、すでに同作でアニメ界のアカデミー賞といわれるアニー賞の脚本賞を受賞。輝かしい経歴に、また一つ勲章が加わるかどうかに注目だ。